プジョー・3008次期型、鋭いヘッドライトが見えた!「ハイライディング・スポーツカー」へ生まれ変わる!?

■大きく傾斜したリアハッチを備え、新設計されたテールでプロポーションを変更

プジョーは2023年7月20日、フルエレクトリック・クロスオーバーSUV「E3008」プロトタイプのサイドビューを公開しましたが、そのベースとなるガソリンエンジン搭載の「3008」次期型プロトタイプをカメラが捉えました。

プジョー 3008 次期型プロトタイプ スパイショット
プジョー 3008 次期型プロトタイプ スパイショット

2代目となる現行型3008は2016年にデビュー、そのSUVボディは先代のミニバンから大きく進化しました。その後、同ブランドの特徴的なLEDファング(牙)を装備した2020年のフェイスリフトにより、さらに魅力的になっています。

プジョー 3008 次期型プロトタイプ スパイショット
プジョー 3008 次期型プロトタイプ スパイショット

しかし時の経つのは早く、自動車デザインの世界では、乗り心地の良いSUVに、より彫刻的なボディワークと、よりスポーティなスタンスが求められる傾向が見られています。

3008次期型では、この流行を取り入れたクーペSUVへと進化、多くのプジョーファンを喜ばせることでしょう。

次期型のハイライトは、大きく傾斜したリアハッチを備え、新設計されたテールでプロポーションを変更し、より高級なライバルとの競争に挑みます。わずかに長い408ファストバックよりも全高が高くなりますが、先代よりもはるかにスポーティに見えることは間違いないでしょう。また新しい形状は、3008をよりボクシーな兄弟である5008の次世代モデルとの差別化を容易にさせるはずです。

次期型のフロントエンドには今後のプジョーシリーズ全体の特徴的な要素となるトリプルLEDファングが搭載されると予想され、グリルの最新の3Dパターンと2021年に308に導入された新しいクレストエンブレムと組み合わされます。また、現行3008のフェイクバンパーインテークは、最近フェイスリフトされた508と同様の、よりシンプルなバンパーデザインに取って代わるでしょう。

プジョー 3008 次期型プロトタイプ スパイショット
プジョー 3008 次期型プロトタイプ スパイショット

側面では、よりシンプルで直線的なキャラクターラインと、ボクシーなリアカモフラージュが見られますが、その下には後方に向かってより傾斜したルーフラインが存在します。リアエンドの3つの爪のグラフィックを備えたスリムなLEDテールライトは、他のプジョーモデルと同様に、濃い色合いのトリムピースを介して接続されると予想されます。

インテリアは、すでに先行公開されている通り、スクリーンの下に「ムード照明」を備えた21インチの曲面ディスプレイを搭載する「パノラマiコックピット」が採用されます。

市販型は、STLAミディアムアーキテクチャを搭載する最初のモデルとなり、SUVのトレンドに倣って大型化するとことが濃厚です。現行3008の全長は4,447mmですが、新型ではさらに全長をストレッチ、間もなくマイナーチェンジされる全長4,300mmの2008との差はさらに大きくなると予想されます。

このサイズの拡大により、クーペSUVにもかかわらず、車両のプロポーションが改善され、乗員と荷物のためのスペースがさらに広がることになりそうです。

パワートレインは、昨年デビューした1.2リットル直列3気筒「PureTech」ガソリンエンジンの、新マイルドハイブリッドバージョンが搭載される可能性が高いようです。

内燃エンジンは、最大28psを発揮する単一の電気モーターによってアシストされ、前輪に動力を伝える新しい6速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション(e-DSC6)に組み込まれます。

エネルギーは、左前席の下に取り付けられた小型の48Vバッテリーに蓄えられます。 全体としてマイルドハイブリッドセットアップの合計出力は134ps・最大トルク230Nmを発揮、電動化により現行3008の燃料消費量は15%削減されます。

3008次期型のワールドプレミアは9月と予想され、現行型のシングル(FWD)またはデュアル(AWD)電気モーターを反映しますが、次世代3008にプラグインハイブリッドオプションを提供するのかも注目されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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