■5.2リットルエンジンを廃止、V8ツインターボエンジンを電動化
ランボルギーニ「ベイビーランボ」こと、「ウラカン」後継モデルと思われるプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
5.2リットルV型12気筒エンジンを搭載するウラカンは、同ブランド最大のヒットとなった「ガヤルド」後継モデルとして2014年に誕生、10年の時を経て後継モデルへ受け継がれることになりそうです。
捉えたプロトタイプは、イエローステッカーが貼られており、これが電動モデルであることがわかります。驚いたことに、暫定パネルを備えた初期のテストラバではなく、量産ボディを搭載したプロトタイプの可能性が高いことです。
フロントエンドには、「ガヤルド」を模したヘッドライトステッカーが貼られていますが、本物のユニットはもう少し下に配置されているはずです。
その下バンパーには、六角形のLEDデイタイムランニングライトが組み込まれており、サーキット専用のエッセンツァ SCV12 を彷彿させます。また、際立つスプリッター、鋭いノーズ、彫刻的なボンネットがアグレッシブなスタンスを完成させています。
側部では、トリプルサイドインテーク、ドアに取り付けられたミラー、短いリアオーバーハングを備えています。そしてリアエンドでは、「アヴェンタドール」から切り取ったような偽テールライトが貼られているほか、本物のコンポーネントの一部が露出しています。
エキゾーストパイプは、「レヴェルト」のクワッドセットアップとは異なり、六角形のシングルサークル内部に、デュアルエキゾーストパイプがインストールされていることがわかります。
さらに、長い垂直フィンを備えた巨大なディフューザーを装備。フルバンパーに囲まれていないため、分厚いリアタイヤも確認できます。が、これが最終的な外観なのか、それとも後部の一部が欠けていたのかは不明です。また、エンジンカバーは先代より複雑になっているほか、多数の通気口とリアウインドウに小さな開口部も配置されています。
窓越しに一瞬捉えた内部には、新設計のステアリングホイールと、フルデジタルクラスターらしきものも写っています。
注目のパワートレインですが、同ブランドでは5.2リットルエンジンを廃止することを発表。噂では、V10に代わりV8ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVが最有力とされており、最高出力は850psに近いと予想されています。
これはウラカンペルフォルマンテや、STOの強力な5.2リッターV10エンジンから発揮される640psと比較すると大幅な向上で、レッドゾーンは10,000rpm、駆動方式は全輪駆動と予想されます。
まだ名前の決まっていないウラカン後継モデルのデビューは、2024年となりそうです。