■インフォテインメント/コネクティビティ機能でインテリアを刷新
アウディのフラッグシップSUV「Q8」ファミリーは、現在ベースモデルを始め、TFSI、SQ8など全モデルのアップデートを計画していますが、その頂点に君臨する「RS Q8」市販型プロトタイプを初めて捉えました。
RS Q8は「廉価版ランボルギーニ ウルス」とも揶揄されていますが、改良型では、かなりアグレッシブなルックスが垣間見えます。
今回は、バンパー、フェンダー、サイドシル、テールゲート、照明ユニットなどが刷新される予定のほか、LEDヘッドライトと、テールライトのグラフィックが刷新されます。
そのほかフロントエンドでは、より大きな穴を備えたシングルフレームグリルの新ハニカムメッシュパターンと、口角が上がり笑顔のように見える下部バンパーインテークが特徴的なほか、グリルには2022年に発表された新エンブレムを隠している可能性が高いようです。
リアエンドでは、テールライトのほか、よりアグレッシブなディフューザーを備えた新バンパーを搭載しているほか、お馴染みのデュアルエキゾーストシステムがインストールされています。
コクピットには、室内装飾のオプションやアップグレードされたインフォテインメント/コネクティビティ機能でインテリアを刷新し、RS Q8をプレミアムSUVセグメントのライバルである、メルセデスAMG「GLEクーペ」、BMW「X6M」などと同等の水準に保つことが必至と言えます。
Q8ファミリーは、全く新しい後継モデルが登場する2026年まで生産が継続されるとみられ、そのタームを考慮すると、最高レンジのRS Q8のボンネットの下に大きな変化はみられない可能性があります。
おそらく、主流となっているダウンサイジングは避け、4.0リットルV型8気筒エンジンをキャリーオーバー、最高出力600ps・最大トルク800Nmが見込まれます。ただし、厳格な排ガス規制に確実に適合するよう、微妙な調整は行われるはずです。
RS Q8改良型のワールドプレミアは、2024年初頭と予想されています。