■代替電源ソリューションにより適したプラットフォームを採用
日産が「NV400」として販売している、ルノーのLCV(商用バン)の「Master」(マスター)次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代マスターは1981年に登場。第2世代では、日産がOEM供給を受け「インタースター」として発売されました。
現行型となる第3世代は2010年に登場、日産版は「NV400」として販売されています。現行型は登場からすでに12年が経過、市場で最も古い小型商用車となっています。
ルノーは2018年に電動バージョンを発表しましたが、次期型では、代替電源ソリューションにより適したプラットフォームが採用されます。
スペインの高地で捉えたプロトタイプのフロントエンドには、縦スリットの入ったグリルを装備、J字型のデイタイムランニングライトを備えたスリムなヘッドライトが採用されます。
バンパーには、スプリットデザインのエアインテークが初露出。そのほかの詳細はわかりにくいですが、新しいボンネットと、より曲線的なバンパーのように見えるものを見ることができます。
側面では、より大きなサイドミラーを装着しているほか、大人しめのホイールが確認できます。また後部では、新しいハイマウントブレーキライト、垂直のLEDテールライトが装備されます。
エンジンのオプションはまだ未確認ですが、ディーゼルだけでなく、フルエレクトリックの「E-Tech」バージョンも期待できます。 「E-Tech」バージョンは、現在の52kWhバッテリーも76馬力(57kW/78PS)の電気モーター、126マイル(203km)の航続距離もすでに時代遅れのため、パワートレインが改良される可能性があるでしょう。
また昨年発表された「Master H2-TECH」に続く、水素燃料電池パワートレインを備えた新たなゼロエミッションバージョンも噂されています。
今回はルノー版でしたが、日産バージョンも同様の措置がとられるはずです。