■より丸みを帯びたボディシルエットに加え、サイズもわずかに拡大
フォルクスワーゲン(VW)は現在、人気クロスオーバーSUV「ティグアン」次期型を開発中ですが、その最終デザインを予想しました。
2007年に発売されたティグアンは、現在のラインナップでも最も重要なモデルの1つと言えます。ただし、昨年ヨーロッパで11万6334台が納車されましたが、過去3年間で販売台数が減少しており、新世代モデルが必要とされていることを示唆しています。
おなじみKOLESA RUに協力を得た予想CGは、これまで捉えたスパイショットとティザーイメージをベースに製作されており、ほぼ確定デザインといっていいでしょう。
次期型では、先代モデルほどボクシーではなく、ID.4にインスパイアされたフロントエンドが採用されます。また、より丸みを帯びたボディシルエットに加え、サイズもわずかに拡大されます。
プラットフォームには「MQB Evo」を採用、全長は32mm(1.25インチ)長くなり、4,551mm(179.1インチ)になると公式発表されています。全高も5mm(0.2インチ)高くなり 1,640mm/64.5インチとなりますが、全幅とホイールベースはそれぞれ1,939mm(76.3インチ)と2,681mm(105.5インチ)で変更されません。
ティグアン初となる新しいHDマトリックスヘッドライトにも注目です。レンダリングCGでは詳細が見えませんが、各クラスターには1万9200個のマイクロ LED素子が搭載されており、ユニットが最大500m(1,640フィート)先の道路を照らすことが可能になります。
駆動方式は、前輪駆動バージョンと全輪駆動バージョンが存在することはわかっていますが、パワートレインに関しては詳細が不明です。ただし、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドエンジンがラインナップされることは間違いないと思われます。
VWは2033年までにヨーロッパでICE搭載車の提供を中止する計画を立てているため、2024年型ティグアンは内燃機関を搭載した、最後のティグアンになると予想されています。