縦型ピクセルLEDが見えた! ヒョンデ アイオニック初の7人乗りSUV、最新プロトタイプをスクープ

■「アイオニックブランドのセグメントを打破するSUEV」、ついに市販化へ

ヒョンデは現在、アイオニックブランド初となる、3列7人乗り大型クロスオーバーSUV「アイオニック7」を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット

ヒョンデは「アイオニックブランドのセグメントを打破するSUEV」を謳った近未来コンセプト「セブン・コンセプト」を、2021年のロサンゼルスモーターショーで公開していますが、その市販型となるのが「アイオニック7」です。

プラットフォームは、起亜「EV9」や、ジェネシス「GV90」次期型の「E-GMP」と共有。ヒョンデでは、ICEエンジンの大型SUV「パリセード」が存在しますが、フルエレクトリックモデルは初となります。

ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット

コンセプトのボディサイズは3.2m(126インチ)という巨大なもので、量産モデルでは「EV9」よりわずかに大型化されそうです。

捉えたプロトタイプのカモフラージュの程度は、前回からさほど変化が見られませんが、フロントバンパーのコーナーLEDデイタイムランニングライトが初めて露出。クロスオーバーの「アイオニック5」や、セダンの「アイオニック6」に適用された縦基調のピクセルLEDが確認できます。

また、プラスチック製のボディクラッディングと中央のインテークを備え刷新されたフロントバンパーを装備しています。

さらにヒョンデの最新アイデンティティとなった、ボディ幅いっぱいに広がる「シームレスホライズンランプ」も期待できるでしょう。

ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット

後部では、コンセプトにインスピレーションを得たキャビンと、3列目へのアクセスを助ける大きな後部ドアが見られます。足回りでは空力的に最適化されたホイールを装備、プラスチック製のボディククラッディング、ドアには方向指示器を備えたミラーも見てとれます。

リアエンドも厳重に隠されていますが、メッシュ迷彩を通して縦方向のLEDテールライトが覗いています。

起亜EV9とプラットフォームを共有するということは、シングルモーターによる後輪駆動とデュアルモーターによる全輪駆動を含む、少なくとも3つのドライブトレーンが利用可能になることも意味します。

また、800Vの超高速充電を備え、100kWのバッテリーを搭載、航続距離は482.7km(約300マイル)、システム最高出力は308psになると予想されています。

アイオニック7のワールドプレミアは最速で2023年内ですが、2024年初頭が有力で、日本市場導入への導入も当然注目でしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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