■次世代EVプラットフォーム「SSP」採用の可能性
フォルクスワーゲン(VW)の歴史的名車『ビートル』の復活が噂されていますが、同ブランドCEOのトーマス・シェーファー氏がAutocarのインタビューにて「現時点で復活は計画されていない」と発言したようです。
最終モデルとなった「ザ・ビートル」は2011年にデビュー、以降9年間に渡り販売されていましたが、2020年に惜しまれつつも生産終了となっています。
同氏によると「開発リソース、資金、開発時間がないからではなく、マーケティングの観点から見てあまり意味がないから」と回答。
「役目を終えたモデルもあり、それを戻すのは意味がないだろう。100パーセント(確信を持って)とは言えないが、今の私の立場から言えば、私はそう思う」と付け加えています。
VWでは、数年前に「e-Beetle」の名称が商標登録されており、前CEOヘルベルト・ディース氏は2030年に向けフルエレクトリックで「ビートル」を復活させることを示唆していましたが、現段階で可能性が低くなったようです。
ただしこの手の噂は、デビュー直前まで否定されることも多く、VWブランドの次世代EVプラットフォーム「SSP」(スケーラブル・システムズ・プラットフォーム)を採用して復活するという情報も入手しており、断言はできないでしょう。
SSPは、コンパクトモデルから最高出力1700psオーバーのハイパーカーまで対応できるアーキテクチャで、2028年頃に登場予定となっています。
ビートル復活の最新情報を入手次第、またお伝えしていきましょう