■中央にくぼみのあるBMW風のボンネットデザイン採用
スペインのシュコダは現在、主力モデル「スペルブ」次期型を開発中ですが、その派生ワゴンとなる「スペルブ コンビ」市販化プロトタイプをカメラが捉えました。
南ヨーロッパで高温天候テストを行っていたプロトタイプのフロントエンドには、底部にLEDデイタイムランニングライトを備えたボックス型のヘッドライトを装備、中央にくぼみのあるBMW風のボンネットに繋がっています。グリルには、ブランドが長年使用してきた垂直スラットが継承されています。また下部バンパーには、外側にエアカーテンを配置、中央の入口はスリムなバーで水平に分割されています。
側面では、上向きに広がるベルトラインと、ドアハンドルを横切るキャラクターラインが見られるほか、角度のついたDピラーが、見た目の美しさに洗練さを加えています。またサイドウインドウは大きく、キャビンにたくさんの光を提供してくれそうです。
後部では、ルーフにラップアラウンドスポイラーを装備、側面まで伸びています。排気管は隠され、テールライトはよりスリムに見えます。
キャビン内は、フォルクスワーゲン(VW)「パサート」次期型と共有する可能性がありますが、いずれにせよ、デジタルインストルメントクラスターと大型の自立型インフォテインメントシステムが期待できるでしょう。
スペルブ次期型は、パサート新型と同じ「MQB」プラットフォームに載りますが、VWはワゴンのみとなります。
パワートレインは、プラグインハイブリッドモデルに加えてマイルドハイブリッドなど電動化を加速する一方、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを搭載した、VWグループの最終モデルの1つとなります。