■より直立したリアウインドウ、デッキリット上のリップスポイラーなど装備
デザイナーのSugar Designが、トヨタのA90型「GRスープラ」にシューティングブレークを提案しました。
2019年に復活したスープラは、世界で大きな話題となった反面、人気ゆえの批判も多くありました。そこには、BMWのコンポーネントを多数用いていることから、本物のトヨタではなく、象徴的なスープラの名前が正当に使われていないという意見が聞かれます。
これらの反対意見は理解できますが、それでも運転するのが十分に楽しい優れたスポーツカーであることは間違いありません。
また頻繁に聞く批判のもう1つが、狭いキャビンと収納スペースの不足です。そこでシューティングブレークは、それらをカバーしてくれるという考えです。
提案された予想CGは、フロントエンドはそのままにルーフラインを延長、その流れでサイドウインドウの形状とサイズを徹底的に見直しています。
また、新設計したルーフトップスポイラー、より直立したリアウィンドウ、デッキリット上の小さなリップスポイラーなどを装備。リアビューは、ベースのスープラと大きく異なっているのが特徴です。
製作したSugar Designは、A90スープラに少し派手なイメージを持っているといい、ダミーのインテークやキャラクターラインが多すぎることから、オーバースタイルになっていると思っているといいます。
そこで、ボディワークの一部を簡素化することで、ドアの付け根付近からリアフェンダーにつながる、オーバーザトップラインがさらに良くなると考えたようです。