■「ハンマーヘッド」はもう少し若々しいものに進化
トヨタが現在開発を進める、人気クロスオーバーSUV「C-HR」次期型のティザーイメージが初公開されました。
初代となる現行型C-HRは、2016年に次世代の世界戦略車として登場、今や世界100ヵ国で人気モデルへと成長しています。2022年12月には、次期C-HRを示唆する『C-HRプロローグ』を公開しており、次期型へ期待が高まっています。
公開されたティザーイメージでは、ライトアップされた次期型のリアエンドが公開。「TOYOTA C-HR」ロゴの両サイドには、3本のLED水平ラインの入ったライトシグネチャーが確認できます。
ここで気になるのが、伝統的なトヨタのエンブレムが見当たらないことです。しかし、以前ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプには楕円形の後があり、ナンバープレートの右側に何らかの刻印が隠されていました。
次期型では、オーバーハングがわずかに短いものの、室内はより広々としており、これはホイールベースが延長されたことを意味しています。また、空力を向上させるためにボディと面一に保たれたドアハンドルを採用。
トヨタのいわゆる「ハンマーヘッド」フロントエンドは、最近のモデルを踏襲しますが、モデルの対象ユーザーに合わせてもう少し若々しいものに進化します。
パワートレインの詳細は明らかになっていませんが、次期型はハイブリッドに加えて、C-HR初のPHEVが搭載されることが発表されています。
これらのパワートレインオプションは、流用される「TNGA-C」アーキテクチャとの互換性により、「プリウス」と共有される可能性があります。これは、より大型で合理化されたプリウスの「効率的で環境に優しい」技術を継承することを示唆しています。
次期型では、ハイブリッドとプラグインハイブリッドのパワートレインオプションに加えて、フルエレクトリックバージョンを開発中という情報もあります。それが本当であれば、電気自動車の需要の高まりに応えるために、C-HRのラインナップがさらに拡大することになるでしょう。
C-HR次期型のワールドプレミアは、2023年6月26日に予定されています。