■全国から集いし、新旧ヨーロッパ車を愛してやまぬファンたち
欧州車の祭典「ミラフィオーリ」が、今年も愛知県の「愛・地球博記念公園」にて開催されました(2023年6月4日)。
実に13回目となる恒例イベントで、主催するのは名車FIAT500(オールドチンク)を後世に残すべく、保存・修復をはじめ、日本での希望者への販売、さらに近年は電動化の波に対応すべく、古いチンクエチェントのEV化にも取り組んでいる、チンクエチェント博物館です。
同博物館の伊藤代表によれば、「芝生の上に愛車を置いて、その脇にチェアでも出して座り、クルマを眺めながら一日のんびり過ごす休日」といった優雅なコンセプトでスタートしたのが、ミラフィオーリのルーツだそうです。
当初は参加台数もわずかでしたが、回を重ねるごとに規模が大きくなり、すっかり春の風物詩となりました。
愛・地球博記念公園の大芝生広場を占有し、ずらりと並んだ欧州車たち。メインゾーンはフィアット&アバルトのオーナーが埋め尽くし、その奥のゾーンにはフランス車、ドイツ車などがぎっしり。
思い思いのカスタマイズを施していたり、いるだけでも圧倒的な存在感のヒストリックモデルや超高級スーパースポーツカーなど、会場を眺めて回るだけでも異国感を堪能できます。
また、メインゾーンを取り囲むように展開された出展社ブースにも注目が集まります。
欧州車にぴったりのオイルを扱う「ユニルオパル」、現行チンク用の小技アイテムがたくさんの「イブデザイン」、並行輸入車やオリジナルアイテムが好評の「アクトオートサロン」など、直接スタッフに質問した上で、商談&購入できる絶好のチャンスでもありました。
もちろん、主催のチンクエチェント博物館もブースを展開。可愛いオリジナルグッズや本国イタリアから輸入したおしゃれなアイテムもたくさんあって、ファンの物欲を刺激していました。
そして、チンクエチェント博物館のイベントといえば、アンバサダー的存在のジャーナリスト嶋田智之さんがマスターピースです!
最近は博物館とのコラボ企画でオールドチンクを所有されており、トークショーではその裏話やエピソードを交え、ユーモアたっぷりにイベントを盛り上げてくれました。
さらにシークレットゲストで、地元の人気パーソナリティ「ジェイムス・ヘイブンス」さんが、開局したネットラジオ局「Heart FM」のPRで登場。爆笑トークでミラフィオーリ来場者を引き込んでくれます。
イベントの終盤は、恒例のビンゴ大会とじゃんけん大会。協賛各社のグッズやパーツが振る舞われ、会場は大いにヒートアップ。最後に皆さんで集合写真を撮影してお開きとなりました。
12月には同様のコンセプトで「愛知トリコローレ」も開催予定なので、興味のある欧州車ファンはチェックしてみてください。
(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)
【関連リンク】
チンクエチェント博物館公式サイト
https://www.museo500.com