■V12エンジンはダウンサイジングされ、V6またはV8搭載
フェラーリが現在開発中の次世代ハイパーカー「F250」(社内コード)最新プロトタイプをカメラが捉えました。
捉えた開発車両は「296」のヘッドライトや「SF90」のテールライトを装着するなど、新旧コンポーネントを寄せ集め、厳重にカモフラージュしています。
ただし、巨大なフロントエアインテークやボンネットのワイドなベントが見てとれるほか、側面は生産ボディのようで、フォード「GT40」や「ラ・フェラーリ」を彷彿させるように、ドアがルーフまで伸びている仕様であることがわかります。
フロントウィンドウの下隅には、高電圧を示すステッカーが貼られており、電動モデルであることが確認できます。
リアエンドでは、円形のデュアルエキゾーストパイプが装着されていますが、これはダミーであり、本物の排気管は少し上に配置され、メッシュの後ろに隠されています。
多層のサイドエアインテークはシートの後ろに大きなエンジンがあることを示唆している可能性もありますが、噂では、V12がダウンサイジングのハイブリッドパワートレインに取って代わると伝えられています。
それがV6になるのか、V8になるのかは現段階で不明ですが、少なくとも1つの電気モーターを積み、最高出力は1,000ps以上を発揮するでしょう。
「499P」ル・マン ハイパーカーには296 GTB/GT3 から採用されたV6エンジンが搭載されているため、このラ・フェラーリ後継モデルが6シリンダーであっても驚くことではありません。
F250のワールドプレミアは2024年内と予想され、クーペに続いて2020年後半にはスパイダーとハードコアXXが登場する予定です。総生産台数は828台と考えられており、内訳はクーペ599台、スパイダー199台、XXは30台となっています。