■両サイドにフィラーフラップ(燃料ポート)を配置でPHEVは確定
メルセデス・ベンツでは2023年4月、欧州Eセグメント「Eクラス セダン」新型がデビューし、派生モデルのステーションワゴンも発表を控えてますが、早くもそのハードコアモデルとなるメルセデスAMG「E53ステーションワゴン」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルブルクリンクの高速テストに出現したプロトタイプは、いまだカモフラージュでディテールを隠しています。しかし、両サイドにフィラーフラップ(燃料ポート)を配置、フロントガラスに電動モデルを示すイエローステッカーが貼られていることから、PHEVモデルであることがわかります。
また、ベースモデルと同様のLEDデイタイムランニングライトが光を放ち、バンパーコーナー、メッシュ加工の奥には、巨大エアインテークの一部が見えます。
後部では「スリーポインテッドスター」が光るLEDテールライトを備え、バンパー下部にはAMGパフォーマンスモデルの象徴である、円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
ただし、この排気管に騙されてはいけません。ボンネットの下には従来のV8ではなく、「史上最高出力の4気筒」と謳われる2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンに電気モーターを搭載する「P2」ハイブリッドドライブトレインの搭載が噂されています。最高出力は510psとされていましたが、最新情報では、600psを発揮する可能性があることがわかっています。
このエンジンは9速トルクコンバーターオートマチックギアボックスと組み合わされ、エンジンパワーを4輪すべてに伝達します。
AMG E53セダン&ステーションワゴンのデビューは2023年内と予想され、最強「E63」は2024年に期待できるでしょう。