100周年を迎えるル・マン24時間レースで「マツダ787B」のデモランを実施

■「Japan Endless Discovery」で「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を展示

ル・マン24時間レースは、今年で記念となる100周年を迎えます。マツダは、現地時間の2023年6月7日~11日に開催されるル・マン24時間レース100周年大会(第91回大会)で、4ローターロータリーエンジンを積む「マツダ787B」のデモンストレーション走行を実施します(雨天の場合はマツダ787Bのデモンストレーション走行は中止)。

寺田陽次郎氏により「マツダ787B」のデモ走行が行われる
寺田陽次郎氏により「マツダ787B」のデモ走行が行われる

1991年の第59回ル・マン24時間レースにおいて、初の総合優勝を成し遂げたマツダ787Bは、同社のモータースポーツを語る上で欠かせないマシンです。

今回のデモンストレーション走行は、大会主催者であるACO(Automobile Club de l’Ouest:フランス西部自動車クラブ)からの招待を受けて実現するもので、同レース29回の出場経験をもつ「ミスター ル・マン」こと寺田陽次郎氏のドライブにより、6月9日と10日に行われます。

ル・マン100周年大会では、ACOの呼びかけに応じて歴代の優勝車がサルト・サーキット内のルマンミュージアムにおいて、6月1日から7月2日まで展示されます。マツダ787Bは、6月9日夜にはショートコースでパレード走行を行い、10日の24時間レース本戦前にはTOYOTA GAZOO Racingの歴代優勝車などとともに、サルトサーキットのフルコースを使ったデモンストレーション走行を実施。

加えて、6月30日から7月2日まで行われる「ルマン クラシック」でもデモンストレーション走行が予定されています。

「Japan Endless Discovery」で「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」(欧州仕様)などを展示する
「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」(欧州仕様)などを展示する

また、ルマン100周年大会中には、日本政府観光局(JNTO)、トヨタ、マツダによるテーマ展示「Japan Endless Discovery」も開催されます。これは、日本のカーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みの紹介、訪日インバウンド観光の促進を図るのが狙い。

マツダからは、最新のロータリーエンジンを発電機として搭載する「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」(欧州仕様)などの展示が予定されています。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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