■ヘッドライトユニットがより正方形に、グリルは拡大
フォルクスワーゲン(VW)が現在開発を進めている「T-Cross(Tクロス)」改良新型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
Tクロスは、ブランドSUVシリーズの最小モデルとして2019年に発売。現在日本市場では、3年連続輸入車ナンバー1 SUVとして君臨している大ヒットモデルです。
ブラジルで捉えたプロトタイプは、4月に捉えたプロトタイプと比較すると、重厚なカモフラージュの代わりにステッカーが貼られています。
ヘッドライトユニットがより正方形になり、それを隠すテープが角に貼られていることがわかります。グリルは少し拡大され、新しいパターンになっており、スリムなクロムストリップにはLEDが配置される可能性がありそうです。また下部グリルにも変更が加えられ、三角型のエアインテークが配置されます。
リアエンドでは、LEDテールライトのグラフィックが新設計されていることが確認できます。またテールライトを接続するライトバーは、赤と黒のテープで完全に隠されていますが、これは完全ダミーで、改良新型ではストリップライトが削除されるとも噂されています。
キャビン内は、素材のクオリティーを改善し、デジタルコクピットのソフトウェアをアップグレードすると予想されます。
パワートレインは、最高出力95psと110psを発揮する1.0リットル直列3気筒TSIを保持するほか、最近アップデートされた最高出力150psを発揮する1.5リットル直列4気筒「TSI Evo2」が出力トップに君臨するでしょう。
また現行型同様に、すべてのグレードは前輪駆動であると予想され、マニュアルまたはオートマチック(DSG)トランスミッションが提供されると思われます。
Tクロス改良新型のワールドプレミアは、2023年後半になりそうです。