■2ドアボディ、エンジンは「タイプR」から流用か
ホンダが創立75周年を祝い、新型スポーツカーを発表する可能性がわかりました。
ホンダヨーロッパの上級副社長であるトム・ガードナー氏は、英Autocar誌のインタビューにて、「S2000」後継モデルが登場する可能性があり、2023年中に公開されることを示唆しました。
S2000後継モデルに関しては、先日も報じており、その実現性がぐっと高まったと言っていいでしょう。
また同氏は、シビック「タイプR」の人気の高さを伝え、ブランドが優れたスポーツカーを愛していると語っていることからも、その現実性は極めて高いはずです。
S2000後継モデルには様々な憶測が流れていますが、オリジナルの2ドアと同様のプロポーションを持ち、ホンダのエンジニアは、アルミニウムとカーボンファイバーを使用することで重量を3,000ポンド(1,360kg)未満に抑えていると言われます。
パワートレーンは「シビック タイプR」から移植すると予想されるほか、EV用プラットフォーム「ホンダe-アーキテクチャ」を採用した後輪駆動のBEV(Battery Electric Vehicle)という説もありますが、いずれにしても最高出力は300ps以上が期待できそうです。
ただし、S2000後継モデルに確定しているわけではありません。75周年記念モデルがエキサイティングなモデルになることはわかっていますが、別の計画を立てている可能性もあります。
同ブランドの看板スポーツカー「NSX」は2022年11月に生産を終了しており、この後継モデル発売のカウントダウンも始まっています。もし新型スポーツカーがNSX後継モデルなら、強力なハイブリッドパワートレインから、フルエレクトリックパワートレインに移行することになるはずです。
ホンダ新型スポーツカーに関して、続報が入り次第、お伝えしていきます。