APOLLO 
■「P10」電気モーターで最高出力884ps
ボルボが展開するポールスターブランドは現在、「ポールスター5」を開発中ですが、その最新情報を入手しました。
ミッドサイズの「ポールスター3」と、コンパクトSUV「ポールスター4」のデビューに続いて、スウェーデンのEVメーカーは、フラッグシップの「ポールスター5」ファストバックセダンを2024年中に発表する予定で、「プリセプト コンセプト」の市販バージョンとなります。
市販型では、アルミニウムスペースフレームシャシーと新しい電気モーターを搭載しますが、これはボルボとは共有されない可能性があるといいます。
エクステリアデザインは、「ポールスター3」および「ポールスター4」クロスオーバーで見た「トールのハンマー」LEDの改訂版が採用されます。
スプリットヘッドライトのデザインは、低く尖ったフロントエンドで際立ち、グリルの代わりにいわゆる「SmartZone」（スマートゾーン）が導入されます。これは3でデビューし、光沢のあるパネルの後ろに誇らしげにレーダーとカメラ機器を備えているものです。
ボディサイドは比較的装飾が少なくすっきりとしたスタイルですが、ドア下部のカットアウェイはシャープなサイドスカートにつながり、クールな外観と空力特性の両方を高めています。このデザイン機能は、昨年の「O2コンセプト」でプレビューされたように、「Polestar 6」スポーツカーにも見られることを期待していいでしょう。
市販型で最も物議をかもしているのは、リアウィンドウがないことです。しかし、これは最近デビューした4のように、フラッグシップセダンはリアウィンドウの代わりに、さまざまなカメラ、ライダー、レーダーに依存して、ドライバーにクルマの後ろにあるものを明確に表示してくれるからです。
これまでわかっているハイエンドモデルのスペックは、デュアルモーターを搭載、「P10」電気モーターのおかげで最高出力884ps・最大トルク900Nmを発揮し、ポルシェ「タイカン ターボS」の750psを超えてくるようです。
また800Vアーキテクチャに乗り、103kWhの大容量バッテリーパックを積むと噂されていますが、より手頃なシングルモーターバージョンも用意されます。またLuminarで開発された高度なLiDARシステムを搭載し、レベル3の自動運転機能を提供します。
注目の価格ですが、ポールスター5は同社のラインアップの中で、最も高価なモデルになる可能性が高いようです。おそらく、ポールスター3の85,300ドル（約1,140万円）を上回り、90,000ドル（約1,200万円）からのスタートとなりそうで、フル装備となると150,000ドル（約2,000万円）に達すると予想されます。
