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■ドッグランの規模は小さいが、ホスピタリティの高さは抜群
2匹のミニチュアダックスフンドと暮らすライターが、マイカーのMINIで足を運んで、日本全国にある高速道路のSAやPAに併設しているドッグランを紹介! 今回は長崎自動車道・大村湾(おおむらわん)PA(下り)です。
大村湾PA(下り)は、長崎県東彼杵郡(そのぎぐん)に位置する長崎自動車道にあるパーキングエリアです。
●夕日を眺めるには絶景のPAで食す本場「ちゃんぽん」や「びわソフト」
潮風が香る大村湾を一望できる絶景スポットとしても人気のPAで、夕日を眺めに訪れるドライバーも少なくありません。施設内のレストランでは、本場中華街にも勝るとも劣らない本格派ちゃんぽんや、ボリューム満点の皿うどんが味わえます。
またショップでも、ここでしか買えない限定商品に力を入れているとのこと。大村湾PA名物「びわソフト」をはじめ、大村市寿古町で栽培している珈琲豆「長崎寿古珈琲」は人気です。珈琲の実で作った「果実ジャム」は一押しなので、ぜひご賞味下さい。
●ゆっくりできる「犬のひろば」
「犬のひろば」と呼ばれるドッグランは、PA入り口を入ってすぐ、建物の手前に位置しています。ショップの右側となりますので、PAの入口側にクルマを停めると便利です。
ドッグランの広さは約60m2と非常にコンパクト。そのうえ照明が設置されていないため、日の出から日没までと利用時間が限られています。
ドッグランに入ってすぐのところに、おしっこポールが設置されています。このあたりの地面は砂まじりの土になっているため、まばらに雑草が生えています。おしっこポールのすぐ隣に、手洗い場所があります。
またフェンスに面して排泄物ボックスもあり。ロープとテープでフェンスに縛り付けられていました。家の形をした手作り感ある木製のフックには、排泄物を入れるビニール袋も吊り下げられています。ココのようにビニール袋が設置されているのは、ありがたいですね。
地面は青々とした芝生。しっかり管理されており、フィールドはコンパクトですが、ワンちゃんも気持ちよく走れそうです。また、リードフックもありますので、帰り際に荷物の確認をしたりする時など、リードをつないでおけるので便利ですね。
ブルーに塗られたベンチもあるので、ワンちゃんを見守りながら飼い主さんたちもゆっくり休憩できます。さらにドッグランの近くには、テーブル&チェアも設置してあります。ここでワンちゃんと一緒にお弁当を食べたり休憩したりすることができます。
●ワンコといっしょにロマンチック散歩もできる
パーキングエリア内には、ドッグランだけでなくリードを繋いでお散歩も楽しむことができます。
また、このパーキングエリアは「恋人の聖地」としても知られています。夕日の沈む時間にはカップルが多いので、幸せをお裾分けしてもらいたいですね。
大村湾の青をイメージされたエリア内には、美しい夕日をバックに記念撮影ができる「ハートゲート」、大村湾を一望できる場所に休憩用として「ささやきベンチ」、触れると恋の願いが叶うといわれる「ハートストーン」、教会風の「誓いの塔」にあるオルゴールなど、各所にロマンチックな仕掛けが設置されています。
大村湾PA(下り)は、充分にお散歩ができる緑地があるので、小さなワンコから大きなワンコまで、ゆっくりと休憩する事ができます。
大村湾の絶景から「恋人の聖地」のロマンチックな仕掛けまで、まさに”異国の情緒”たっぷりの長崎へ来たことを感じさせてくれる、エンタメ度の高いパーキングエリアです。
(文:高市 智子/写真:萩原 文博)
※この記事は2023年5月2日に追記・再編集しました。