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■連休中に渋滞が発生する原因は“クルマが多い”だけではない
2023年も4月29日(土)から5月7日(日)にかけてスタートしたゴールデンウィーク。
例年のことながら、ドライバーにとって気になるのが行楽帰りの大渋滞。
NEXCOによると、高速道路における渋滞とは「時速40km/h以下で低速走行、あるいは停止発進を繰り返す車列が1km以上、且つ15分以上継続する状況」と定義しており、今年もGW後半に高速道路で激しい渋滞が予測されています。
全国的に下り方面の渋滞ピークは5月3日(水)となるようで、関東地域では東北道・羽生PA付近で最大40kmの渋滞が発生する模様。
上り方面は5月5日(金)がピークとなり、関越道・高坂SA付近では最大40kmの渋滞が予想されています。
これらの渋滞を避けるには、下り方面は夕方から夜にかけて、上り方面は午前中の利用がおススメとのこと。また、茨城県の友部JCT付近では、GW特有のネモフィラ開花に伴う渋滞に注意が必要としています。
参考までに、こちら↓は昨2022年5月4日に発生した高速道路の激しい渋滞の様子を伝えるニュース。
●出先でLIVE映像/MAPなどで渋滞情報を収集
近年ではTV局が渋滞回避のためのツールとして、道路状況のLIVE映像(動画)をYouTube上で配信しており、出先でもスマホなどで交通状況を把握することが可能になっています。
またNEXCOではリアルタイムに渋滞箇所を全国地図上に表示するサービスを提供しており、移動中の渋滞情報収集が容易になっています。
こうしたツールを有効活用することで、渋滞回避に繋げるのも一手です。
●連休中に高速道路で渋滞が多発するメカニズムは?
連休中に高速道路で渋滞が発生する要因の一つに、通行車両の増加に伴い、渋滞を誘発するドライバーの増加が挙げられます。
1つ目は、少しでも他車より前に進みたいとの思いから、無理な車線変更を繰り返すことで後続車のブレーキ操作を誘発。そのクルマのブレーキ操作が、次々に後続車へ伝播して渋滞を引き起こすケース。
2つ目は、焦る気持ちから、前走車との車間距離を詰めて走行することでブレーキ操作が頻繁になり、そのクルマのブレーキランプ点灯を見た後続車が次々にブレーキを踏んで渋滞が発生するケース。
3つ目は、連休中に限りませんが、大型トラック同士が併走することで道路を塞ぎ、渋滞が発生するケース。
制限速度80km/hを遵守して走行する大型トラックを無理に追い抜こうとする大型トラックが、結果的になかなか追い抜けず、追い越し車線を延々と併走。前方を塞がれた後続車により渋滞が発生します。
おりしも、ネット通販の発達に伴って商品輸送トラックが激増しており、都市部では混雑が深刻化しています。
これらの迷惑運転は玉突き事故を誘発しかねず、事故発生時は大渋滞を引き起こすことに繋がります。
そのほかにも合流ポイントや上り坂での速度低下、先が見通せないトンネル入り口での減速なども、渋滞発生の要因になるようです。
中でも、頻繁な車線変更は危険性が高い上に、目的地への到着時間短縮に繋がるケースは希であり、通行車両が増える連休こそ、走行車線で制限速度を守り、適切な車間距離を維持して安全運転に徹することが結果的に渋滞発生の低減にも繋がるという訳です。
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【関連リンク】
NEXCO渋滞予測情報
https://www.c-nexco.co.jp/odekake/