●ドッグランのあるゆうゆう広場はSAというより公園という雰囲気がいっぱい
2匹のワンちゃんと暮らすライターが足を運んで、日本全国にある高速道路のSAに併設しているドッグランを紹介します!
今回は東北自動車道・長者原(ちょうじゃはら)SA(下り)です。長者原SA(下り)は、東北でも屈指の米どころ・伊達政宗公ゆかりの宮城県大崎市に位置する東北自動車道にあるサービスエリアで、スマートICも併設されています。
宮城県内の高速道路でドッグランがあるのは、ここ長者原SAのみで、下り線に加えて上り線にも設置されているため、愛犬家にはぜひ立ち寄って欲しいスポット。
また自然豊かな緑地帯でラムサール条約登録湿地「化女沼」に隣接しており、エリア内には化女沼を眺める広場もあるため、観光スポットとしても人気があります。
ご当地飯として「牛タンしお定食」が味わえるレストランのほか、ショッピングコーナーでは「萩の月」など宮城銘品を数多く取りそろえています。建物の中央出入口の一角には、ワンちゃんのおやつも販売。
他のSAでは入手できない「牛タン」を使ったご当地おやつは、ぜひワンちゃんに食べさせたいお土産おやつです。
ドッグランへは、建物の左側を進み階段を登り、緑豊かな展望広場や遊具広場と同じ方向にあります。「わんわん広場」と名付けられた、小型犬用とフリーエリアに分かれているドッグランは、緑地に囲まれて広々としたフィールドになっています。
2つのエリア共有の出入口を入ると、排泄物(うんち)ボックスがあります。ただし水道設備はないため、給水などは建物前のテラスエリア内にある水道設備を利用しましょう。
まずは、右側にある小型犬専用エリアへ。8角形という珍しいフィールドの中央には電灯もあり、夜間も安心。円状にクルクルと走り回るのが好きなワンちゃんは、楽しく遊べそうです。
ただ地面は芝生ではなく、小ぶりの草と砂地が半々に入り混じっている状態。雨の後などは、泥りがあり足が汚れてしまうかもしれません。
隣接する小型犬から大型犬まで入場できるフリーエリア。フリーエリアの外は木々に囲まれており、またフィールド内に数本の木が植えてあるため木陰ができ、小型犬エリアと比べて木陰部分も多く涼しいため、昼間や夏の暑い日でも遊びやすいでしょう。
長者原SA(下り)は、ドッグランのすぐそばには遊具のある広場もあり見晴らしも抜群、まるで公園に来たかのような気分になれます。
また、ショップやレストランの周りにもテラス席があるため、屋外でワンちゃんと一緒にランチや軽食をとることもできるのも嬉しいポイント。ワンちゃんだけでなく子どもも楽しめるスポットとして、家族旅行中に訪れてみてはいかがですか⁈
(文:高市智子/写真:萩原文博)
※この記事は2023年4月29日に追記・再編集しました。