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■ミニッツ沼にあなたもハマるかも
ホンダアクセスと京商がコラボして発売したミニッツモデル、「S660 Modulo X(エスロクロクマル モデューロ エックス)」をきっかけに「ミニッツ沼」にハマりそうになっているライターの三代です。
手のひらサイズのラジコン、MINI-Z=ミニッツは皆さんご存じですよね。京商が1999年から展開しているミニッツシリーズは、「サイズはミニ。性能はビッグ」がコンセプト。
京商みずから「眺めて(ボディがかなり精巧)、走らせて(コントローラーが扱いやすい)、いじって(カスタムも可能)、集める(車種が豊富)の4拍子揃ったアイテム」と謳うとおり、手軽に遊べるのに、好き者を沼に沈めるほどの本格派という二面性をもつ商品です。
振り返れば、月刊自動車雑誌の編集部に所属していた時分、ミニッツには随分お世話になりました。徹夜続きの締め切り時期、自分のミニッツを持ち出した編集部員による“ミッドナイトレース”が夜な夜な開催されていたものです。
クルマ好きが高じて自動車雑誌の編集者になったほどの猛者たちが、毎夜あれほど熱くなれたのもミニッツの奥深さゆえだったといえるでしょう。
●その1:実車デザイナー監修による細かすぎる再現度
「S660 Modulo X」のミニッツモデルは、ホンダアクセスのYahoo!ショッピング店だけで取り扱われている、ちょっと特別なモデルです。モチーフになっているのは、S660 Modulo X最後のモデルとなったVersion Z。この商品、完成度がすごいんです。
まず、実車そっくりなボディ。ミニッツはシリーズ毎に共通のプラットフォームを使っているため、デザインにはある程度のデフォルメが必要となります。本モデルはその調整が巧みなおかげで、360度どこから見てもS660っぽい! 絶妙なスケール感です。
細部の作り込みも圧巻。空力パーツの細かな造形に至るまで、徹底的に表現されています。訊けば、なんとホンダアクセスのデザイナー自らが監修に携わっているというのですから、この再現度も納得です。
ボディカラーも本格的。Version Zに設定されていた「ソニックグレー・パール」と「プレミアムスターホワイト・パール」の2色を用意しているのですが、色味はもちろん、光のあたったときに輝くパール感までそっくりなんです。
●その2:ドリフトを満喫できる全輪駆動仕様
「S660 Modulo X」を初心者にも“推せる”!と思ったもうひとつの理由が、AWDモデルであるという点。ミニッツにはRWDやFWD、4×4、バギーなど様々なバリエーションがありますが、AWDモデルは、4輪駆動&ドリフトタイヤで高度なドリフト走行が楽しめるのが特徴となっています。
前後にベベルギヤ式ディファレンシャルを標準装備するミニッツAWDは、コントロール性が抜群。小スペースでもドリフト走行をガンガン楽しむことができるので、ステアリング操作やスロットルワークに磨きをかけるのにもってこいなんです。
今回、取材でちょっと運転させてもらいましたが、あまりにも繊細なハンドリング性能とクイックな走行特性にびっくり。クルマ好きならその面白さに間違いなくハマるはず。取材に同行した小林編集長が仕事そっちのけでサーキットを走り込んでいたのも、その証でしょう。
●その3:開封したらすぐに遊べる!
本キットが「レディセット(Readyset)」であるということもポイント。車体とプロポ、タイヤといった必要装備一式が同梱されているので、単4乾電池8本さえあればすぐに遊ぶことができます。
ホイールレンチやピニオンはずし工具といったツールも付属するうえ、ミニパイロンがセットというのも嬉しいところ。買ったその日からスラローム特訓できちゃいます。
もちろん、「もっと速くしたい!」「もっとグリップが欲しい!」など次の目標が出てきたら、カスタム次第で自分だけの1台に仕立てあげていくことも可能です。
●その4:各660個限定の専用ケース入り
また、本モデルは各ボディカラー660個(もちろんS660だから)限定の仕様になっていて、専用のケースが付属します。眺めて楽しめるほどの精巧な仕上がりなればこそ、ケース入りはやっぱり嬉しい!ですよね。
●その5:ミニッツで広がる新しい世界
ミニッツシリーズの深くて広い世界への第一歩となる本モデル。走っているうちにぶつけてしまったら、豊富なスペアパーツを使って自分で修繕することが可能です。
もちろん、カスタムパーツを組み合わせてチューンアップもできるし、未塗装のホワイトボディを購入して自分だけのクルマを作ることだって夢じゃありません。
走っていじっているうちに、メカにも詳しくなるのもミニッツの面白さ。遊びながら、タイヤのキャンバーやコンパウンドの違い、デフの利かせ方による走行特性の変化など、クルマの理解度が深まります。
自宅でテクニックを磨いたら、本格的なサーキットで遊ぶもよし。「ミニッツカップ」というレースイベントも全国で開催されているので、レーサーとしてチャンピオンシップに挑むことも!
まずはこのGW、ぜひ自宅の一角をサーキットに見立ててS660 Modulo Xでドライビングスキルに磨きをかけてみませんか? ミニッツ沼にハマること間違いなしですよ!
(文:三代 やよい/写真:小林 和久)
【関連リンク】
ホンダアクセスYahoo!ショッピング店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/circleh-hac/