【高速サービスエリア ドッグラン 甲信】中央道・境川PA(下り)は森に囲まれた施設は広い日陰スペースのおかげでユックリ休める

●建物奥にあるため見落とし注意の穴場のドッグラン

2匹のワンちゃんと暮らすライターが足を運んで、日本全国にある高速道路のSAに併設しているドッグランを紹介します!

今回は中央自動車道・境川(さかいがわ)PA(下り)です。

ドッグラン2
中央自動車道で唯一PAに設置されたドッグラン。

境川PA(下り)は、山梨県笛吹市に位置する中央自動車道にあるパーキングエリアです。上下線どちらの施設からも甲府盆地を一望でき、景色も楽しめるスポット。味噌ラーメンの上に160gもの特大とんかつをトッピングした「とんかつ味噌ラーメン」がボリューム満点メニューとして人気があり、わざわざ食べに訪れるドライバーもいるようです。

ドッグラン3
ドッグランは建物後方の森の中にある。
ドッグラン4
地元のお子さんが書いた絵が目印。

施設の右奥に設置されているドッグランは、390㎡の広さで周りの森林に囲まれています。マナー標識の看板には地域の子どもたちによって描かれたワンちゃんがいて思わずホッコリ。

エリアの入り口前に水道が設置してあります。シャワーはありませんが、敷居があって広々と使えます。

ドッグラン5
水道はシンプルに蛇口のみ。
ドッグラン6
トイレはバイオトイレのため、ビニール袋はゴミ箱に捨てる。

ゲートを入ってすぐの所に設置しているウンチボックスは、なんとバイオトイレ!ワンちゃんのウンチをこのボックスに入れると、分解して肥料として生まれ変わるそうです。

ウンチしか分解できないため、ウンチ用のビニール袋を捨てるために別途ゴミ箱が置かれています。地球に優しいエコなトイレは、他のドッグランではあまり見かけませんが、今後増えるかもしれませんね。

ドッグラン7
犬のサイズによって使用できるスペースが分けられている。
ドッグラン8
小型犬用はスペースの中央に木が植えられていて、日陰が作られている。

ここのドッグランは、ゲートを入った後、さらに小型犬と大・中型犬それぞれの入り口があり、2重になっているため、ワンちゃんが脱走してしまう心配がありません。

向かって右側にある小型犬エリアはやや土部分が多めで、フェンス周りは草が生え茂っています。細めの木も数本植えてあり、所々に木陰もあるので夏場の昼間も涼しく利用できそうです。

ドッグラン8
大・中型犬用のスペースは繁った葉によって強い日差しが遮られている。
ドッグラン9
森の中に散歩に来た気分になれるドッグラン。

向かって左側にある大・中型犬エリアは、小型犬エリアよりも広め。藤のつるで覆われた天然屋根付きのベンチも2つあり、あちこちに木が植えられているので、昼間はほとんど木陰エリアになっています。木々で覆われているためそよ風もあり、比較的涼しくて夏場でも快適に過ごせそうです。木陰の心地よさにハマってしまうワンちゃんや飼い主さんもいるかも⁈

境川PA(下り)は、サービスエリアほど充実した施設はありませんが、まるで森林の中を探検しているような自然と同化したドッグランには、地元の子どもたちが手がけた看板やエコなバイオトイレもあり、オリジナリティ度が高いスポットといえます。

(文:高市智子/写真:萩原文博)

※この記事は2023年4月27日に追記・再編集しました。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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