■まさかの鱸柄のスズキ湯呑み
鯛、鮪、鰯、鯖…お寿司屋さんに行くと、魚偏に色んなツクリを組み合わせた魚の漢字がプリントされた湯呑をよく見かけますよね。
なぜかモーターファンフェスタ2023スズキブースには、そのような湯呑が物販ブースで販売されています。
ん、待てよ。よく見ると、同じ魚の漢字ばかりが並んでいますよ。
まさか、これって「鱸」ではないですか? 読み方わかります? そう、「スズキ」です。
Wikipediaによると…
スズキ(鱸、学名:Lateolabrax japonicus) は、スズキ目・スズキ亜目・スズキ科に属する魚。海岸近くや河川に生息する大型の肉食魚で、食用や釣りの対象魚として人気がある。日本では成長につれて呼び名が変わる出世魚である。秋の季語。
とのこと。
また、名前の由来についても同様にWikiによると
「スズキ」の名の由来については諸説ある。
ススミ説(出世魚で出世に進むことに由来するとの説)
スサマジグチ説(口が凄まじく大きいことに由来するとの説)
ススケ説(鱗がすすけた色であることに由来するとの説)
ススギ説(鱗がすすいだように白いことに由来するとの説)
ススジ説(すずしく清らかな身であることに由来するとの説)
と、どれもあまり納得が行く気がしませんね。「スサマジグチ」がどう変化して「スズキ」になるんでしょうか?
しかし、鱸はセイゴ、フッコ、などから大きくなる出世魚。「鈴木」「スズキ」「SUZUKI」に引っ掛けた湯呑みですが、出世魚として縁起の良いものとしても好まれたようで、スズキブースではどうやら一番人気で「鱸湯呑」が売れていたようでした。
(文・写真:クリッカー編集長 小林和久)