■ノルトシュライフェ新ルール下で7分44秒881のラップタイムを計測
ホンダは世界に誇るパフォーマンスハッチバック、「シビック・タイプR」が、ニュルブルクリンクサーキット北コースにて、FF最速市販車レコードを叩き出したことを発表しました。
これまでのFF最速は、ルノー「メガーヌ R.S. トロフィーR」の7分45秒389でしたが、今回タイプR新型は、7分44秒881のラップタイムを計測。フルモデルチェンジによる性能アップを実力で証明しました。
2019年ニュルブルクリンクトラックは新しいルールを制定、ノルトシュライフェ1周を12.800マイル(20.600km)から12.944マイルに延長しており、タイプRの2023バージョンでは、新しいレギュレーションの下でラップを完了しています。
ホンダの開発リーダーである柿沼秀樹氏は「前世代のシビック・タイプRがラップレコードを樹立してから6年後、このタイプR新型に注ぎ込んだすべての情熱とすべての進歩の結果、この新しい次元に到達しました」と語っています。
シビック・タイプR新型では、パワートレインにわずかな変更しか加えていません。
「K20C1」エンジンは最高出力330psを発揮、前世代のタイプRより10ps増加しただけです。しかし、フロントエンドエアインテークの拡大、ラジエターグリルの改善による冷却機能、エアロダイナミクス、およびダウンフォースの向上により、動力パフォーマンスを進化させています。