起亜「ピカント」改良型、小さくてもゴージャスにデザイン大刷新。BEVは先送りか?

■SUV「テルライド」を彷彿させる上下二段ヘッドライト採用

起亜は現在、コンパクトモデル「ピカント」大幅改良の開発に着手していますが、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

起亜 ピカント 改良型プロトタイプ スパイショット
起亜 ピカント 改良型プロトタイプ スパイショット

初代ピカントは2001年に登場、3代目となる現行型は2017年から販売されており、2020年の大幅改良を経て2度目のお色直しが行われます。

起亜 ピカント 改良型プロトタイプ スパイショット
起亜 ピカント 改良型プロトタイプ スパイショット

捉えたプロトタイプは、全体的にディテールが隠されています。注目はフロントエンドで、改良型では、SUV「テルライド」を彷彿させる上下二段に積み重ねられたヘッドライト&LEDデイタイムランニングライトが特徴となります。

また、新設計されたグリルと、アップデートされたフロントバンパーも期待されています。後者はカモフラージュの間から新設計のエアインテークと、よりスリムになったエアカーテンのように見えるものを装備。改良型では、プレミアム化されたエクステリアが予想されます。

足回りでは、新デザインのホイールが装着され、リアエンドでは、ピクセルのようなデザインが特徴の新しいLEDテールライトの一部が確認できます。

キャビン内では、「i10」新型を反映、室内装飾品のリフレッシュ、およびインストルメントクラスターに、新たに標準で4.2インチディスプレイを提供、8.0インチのインフォテイメントディスプレイが搭載される可能性がありそうです。

また安全装備では、新しいサイクリスト検出機能を装備。前方衝突回避アシストを含む、アップグレードされたドライバー支援システムが期待できるでしょう。

パワートレインは、1.0リットル直列3気筒ターボエンジン、および1.2リットル直列4気筒非ターボエンジンがキャリーオーバーされる見込みとなっています。これまで、改良型にはフルエレクトリックバージョンも用意されるという噂がありましたが、その徴候はみられないため、EVは次期型までお預けとなりそうです。

ピカント改良型は、2023年内と予想されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる