■高性能ブレーキシステムに23インチ大型ホイールを装着
ランドローバーは2022年5月、「レンジローバースポーツ」新型を発表しましたが、その最強モデルとなる「SVR」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
SVRはランドローバーの「スペシャルビークルオペレーションズ」によって手がけられる、ハイパフォーマンスとラグジュアリーを高次元で両立したブランドで、同社の中でも特別な位置に置かれています。
カモフラージュは厳重ですが、基本的にはレンジローバースポーツ新型を踏襲します。
しかし、ハニカムメッシュパターンのエアインテークを備えるアグレッシブなフロントバンパー、スプリッターなどを装備し、差別化されます。
足回りでは、大型のフロントディスクを備えた高性能ブレーキシステムに、23インチ大型ホイールを装着。リアエンドでは、円形のクワッドエキゾーストパイプシステムがインストールされているほか、新設計されたLEDテールライトも初めて露出しています。
キャビン内は撮影されていませんが、13.7インチのデジタルインストルメントクラスターと、13.1インチのPivi Proインフォテインメントシステムを搭載。そのほか、カーボンファイバートリム、アロイペダル、SVRバッジなどでスポーティに仕上げられます。
次期型ではレンジローバースポーツ同様、「MLA-Flex」プラットフォームを採用します。
このアーキテクチャは、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、さらにはピュアEVにも対応しますが、SVRではBMW「X5M」から譲り受けるBMW製の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンの搭載が濃厚となっています。
そのスペックは最高出力617ps・最大トルク750Nmを発揮すると予想されます。
レンジローバースポーツSVR新型のワールドプレミアは、2023年後半となりそうです。