■シングルモーターとデュアルモーターを提供し、最大約100kWhのバッテリーパック搭載
アウディは2023年内に新型のフルエレクトリック・クロスオーバーSUV「Q6 e-tron」の発表を計画していますが、ワールドプレミアを前に、市販型の予想CGが制作されました。
Q6 e-tronは、これまで何度もプロトタイプを捉えているほか、3月後半には、最新プロトタイプが公式リークされています。プロトタイプはかなりカモフラージュが削ぎ落とされてきていますが、最後のディテールは見せていません。
おなじみNikita Chuicko氏に協力を得たCGは、プロトタイプをベースに制作。最新情報を加味しており、ほぼこのデザインで間違いないと言えそうです。
フロントエンドでは、デュアルヘッドライトを装備、上段はデイタイムランニングライトとターンシグナルとして機能し、下の列はメインビームとなっているはずです。また、非常に滑らかなノーズも見ることができます。
側面では、ショルダーラインに沿ったキャラクターを配置。ドアの下部には、筋肉質で彫りの深いプレスラインも確認できます。リアエンドでは、スポーティで躍動感のあるLEDテールライトが装備、フルエレクトリックのためエキゾーストシステムは存在しません。
キャビン内には、インストルメントクラスターとインフォテインメントディスプレイ用の大型スクリーンを装備。中央のタッチスクリーンは、現在のラインアップでみられる、統合されたディスプレイとは大きく異なっている様子が伺えます。
市販型では、ポルシェ「マカンEV」や、そのほか、将来のEVモデルを支える「PPE」(Premium Platform Electric)アーキテクチャを採用。シングルモーターとデュアルモーターを提供し、最大約100kWhのバッテリーパックを積む可能性があります。デュアルモーターは最高出力476ps・最大トルク800Nmを発揮する全輪駆動システムが予想されます。
また、より洗練された外観を好む購入者向けに、クーペタイプのリアを特徴とする「Q6 e-tronスポーツバック」も設定される予定のほか、最高出力600ps・最大トルク830Nmを叩き出す最強の「RS」モデルも噂されており、マカンEVもこのセットアップを得ると期待されています。
Q6 e-tronは2023年末までに登場することが濃厚ですが、スポーツバックが同時公開されるかは不明です。