■クロスオーバーは4輪駆動を提供する唯一のMINIモデルであり続ける
MINIは現在、人気モデル「クロスオーバー」(海外名:カントリーマン)のフルエレクトリック(BEV)バージョンを開発中ですが、最新プロトタイプ画像が公式リークされました。
公開されたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、フロントグリルのアウトライン、その下の領域のデザイン、最下部のエアインテークが露出。ヘッドライトの輪郭や内部LEDバー、メインライトも確認できます。また後部でも、はじめてLEDテールライトの一部が見てとれます。
市販型ではBMW「iX1 EV」も採用する「FAAR」プラットフォームを採用、次世代型のボディサイズは、現在のモデルよりも5.12インチ(13cm)長く、全長174.4インチ(4,42.9mm)となり、高さは約2.36インチ(6.0cm)伸びて63.5インチ(1,613mm)に進化します。
内部では、ペットボトルとカーペットをリサイクル、ポリエステルがダッシュボード、ステアリングホイール、ヘッドライナー、フロアマットを形成するといいます。
スペックも入手しました。ベースモデルは54kWhのバッテリーを積み、シングルモーターにより最高出力188psを発揮。上位モデル「SE」では、64kWhのバッテリーを積み、デュアルモーターAWDにより最高出力268psを発揮します。
以前と同様に、クロスオーバーは4輪駆動を提供する唯一のMINIモデルであり続け、2025年のエースマンはFWDのみの提供が予想されます。また航続距離は、これまでBMW「iX1」と同様に272マイル(438km)と予想されていましたが、最新情報では、280マイル(450km)を想定しているようです。
ちなみに、クロスオーバー次世代型はEVだけでなく燃焼動力バージョンも提供、こちらは1.5リットルの直列3気筒と2.0リットル直列4気筒エンジンに、48Vのマイルドハイブリッドアシストを搭載されると予想されています。
MINIクロスオーバー次期型のワールドプレミアは、2023年内と予想され、EVバージョンはその半年後と思われます。同ブランドでは、主力「クーパー」にも電動パワートレインを供給、2020年代終わりにはフルエレクトリックブランドへと移り変わります。