■赤いブレーキキャリパー、円形のクワッドエキゾーストパイプで差別化
先日、BMWの2ドアスポーツカー「4シリーズ クーペ」改良型を捉えましたが、今度は高性能モデル「M440iクーペ」のプロトタイプをカメラが捉えました。
現行型となる4シリーズ第2世代(G22型)は2020年に登場、バンパーにまで達する巨大キドニーグリルが初採用され物議を醸しましたが、初の大幅改良でもそのグリルが継承されていることがわかります。
今回は2台のMモデルを捉えましたが、1台は「Frozen Portimao Bluem」(フローズン ポルティマオ ブルー」と呼ばれるつや消しボディが確認できます。
2台とも、ベースとなる4シリーズクーペ開発車両よりカモフラージュを多くまとい、より複雑化されるフロントバンパーを隠しています。しかし、ヘッドライト内部のLEDデイタイムランニングライトが、現行型のハーフカップデザインから、「X5」「X6」などの最新モデルで採用されている、ブーメランスタイルへと新設計されていることがわかります。
また足回りには、赤いブレーキキャリパーを装着、リアエンドでは、円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされ、差別化が図られています。
キャビン内は、4シリーズクーペ同様に12.3インチのデジタルドライバーズディスプレイに、14.9インチのタッチスクリーンが統合されたカーブドディスプレイを搭載。ステアリングホイールには、パドルシフター、および新しいギアセレクターが備わります。
インフォテインメントソフトウェアに関しては、BMWはすでにAndroidベースの「オペレーティングシステム9」を発表しており、今後徐々に適用される予定となっています。
M440iのパワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載、最高出力は387ps・最大トルク500Nmを発揮。改良型でもキャリーオーバーされる見込みですが、なんらかの電動化がなされ、スペックが強化される可能性もあると思われます。
4シリーズクーペ改良型のデビューは2023年後半、または2024年初頭と見られ、遅れてコンバーチブルとグランクーペ、そして「M」バージョンも同様の変更が施されるはずです。