BMW「M440iクーペ」改良型は程よい過激さがウリ。電動化で強化されるか?

■赤いブレーキキャリパー、円形のクワッドエキゾーストパイプで差別化

先日、BMWの2ドアスポーツカー「4シリーズ クーペ」改良型を捉えましたが、今度は高性能モデル「M440iクーペ」のプロトタイプをカメラが捉えました。

BMW M440iクーペ 改良型プロトタイプ スパイショット
BMW M440iクーペ 改良型プロトタイプ スパイショット

現行型となる4シリーズ第2世代(G22型)は2020年に登場、バンパーにまで達する巨大キドニーグリルが初採用され物議を醸しましたが、初の大幅改良でもそのグリルが継承されていることがわかります。

BMW M440iクーペ 改良型プロトタイプ スパイショット
BMW M440iクーペ 改良型プロトタイプ スパイショット

今回は2台のMモデルを捉えましたが、1台は「Frozen Portimao Bluem」(フローズン ポルティマオ ブルー」と呼ばれるつや消しボディが確認できます。

2台とも、ベースとなる4シリーズクーペ開発車両よりカモフラージュを多くまとい、より複雑化されるフロントバンパーを隠しています。しかし、ヘッドライト内部のLEDデイタイムランニングライトが、現行型のハーフカップデザインから、「X5」「X6」などの最新モデルで採用されている、ブーメランスタイルへと新設計されていることがわかります。

また足回りには、赤いブレーキキャリパーを装着、リアエンドでは、円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされ、差別化が図られています。

キャビン内は、4シリーズクーペ同様に12.3インチのデジタルドライバーズディスプレイに、14.9インチのタッチスクリーンが統合されたカーブドディスプレイを搭載。ステアリングホイールには、パドルシフター、および新しいギアセレクターが備わります。

BMW M440iクーペ 改良型プロトタイプ スパイショット
BMW M440iクーペ 改良型プロトタイプ スパイショット

インフォテインメントソフトウェアに関しては、BMWはすでにAndroidベースの「オペレーティングシステム9」を発表しており、今後徐々に適用される予定となっています。

M440iのパワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載、最高出力は387ps・最大トルク500Nmを発揮。改良型でもキャリーオーバーされる見込みですが、なんらかの電動化がなされ、スペックが強化される可能性もあると思われます。

4シリーズクーペ改良型のデビューは2023年後半、または2024年初頭と見られ、遅れてコンバーチブルとグランクーペ、そして「M」バージョンも同様の変更が施されるはずです。

 (APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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