■後部には円形クワッドエキゾーストパイプをインストール
BMWが現在開発中のエントリーモデル「1シリーズ」最新プロトタイプをカメラが捉えました。
欧州Cセグメントに属する現行型1シリーズ(F40型)は、2019年に登場。これがマイナーチェンジならば、初の大幅改良となります。
スウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、未だ分厚いカモフラージュをまといディテールが隠されています。しかし、ヘッドライトは丸みを帯び、よりスリムに新設計。
バンパーにはセンサーポッドを収容する可能性のある下部吸気口が確認できるほか、コーナーに垂直エアカーテンが配置されていることが確認できます。
リアエンドでは、より曲線的なバンパーを装備、LEDテールライトは新設計されます。またこのプロトタイプは、円形クワッドエキゾーストパイプをインストールしていることから、高性能グレード「Mパフォーマンス」の可能性が高いです。
この排気システムは現在「M135i」で提供されていますが、改良型では「M140i」として登場することが有力視されています。
「M140i」の車名は2019年のスペシャルモデルを最後に廃止されており、実現すれば3年ぶりにカムバックすることになります。
キャビン内では、新しい2シリーズアクティブツアラーでデビューしたものと同様に、より大型のインフォテイメントカーブドディスプレイを装備、直立したシフトレバーはコンパクトトリムに変更されます。
これが改良型の場合、パワートレインは1.5リットル直列3気筒ガソリン/ディーゼルエンジン、2.0リットル直列4気筒ガソリン/ディーゼルエンジンなどが現行型からキャリーオーバーされる可能性が高く、M140iは2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力315ps・最大トルク450Nmへと馬力アップされます。
また、エントリーレベルのEVとして「iX1」がすでに存在しているため、改めてフルエレクトリックバージョンは登場しませんが、プラグインハイブリッドパワートレインが2シリーズアクティブツアラーから流用される可能性もあるといい、その場合、直列3気筒エンジンと電気モーターにより、最高出力は321psに達します。
1シリーズ改良型のワールドプレミアは、2023年内と予想されていますが、ここで重大な情報を入手しました。
2022年から捉えているこのプロトタイプですが、実は改良型ではなく、「F70」次期型の可能性があるといいます。その場合、現行F40型は5年の短命となりますが、果たしてどちらなのか、その答えはもうすぐ出るはずです。