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■新城ラリー2023で、気付かなかったペースノートをロスしたワケ
●え? ウォーターバリア破損で修理代の請求書が届く…
元SKE48梅本まどかです☆
今回のうめまど通信は、vol.135に続き、2023年3月4日(土)~5日(日)に愛知県で行われた「2023JAF全日本ラリー選手権 第2戦 新城ラリー2023 supported by AICELLO」の日曜日のお話をします♪
…と思っていたのですが、実は先日、とあるメールがきました。
「SS10の鬼久保Rev.(リバース)で接触により破損したウォーターバリアの請求書を送付させていただきます」という、新城ラリー事務局からの連絡でした!
SS10が行われたのは3月5日の日曜日。日曜日は順調だったし、「え? どこだろう??」と思い、ドライバーの村田康介選手と「どこでしたかね…」と電話で話したのですが、お互い記憶になく、動画で確かめてもらう事に。
すると、鬼久保Rev.最後の方の、広い道から鬼久保広場に入っていく下り道のところで、確かにウォーターバリアに接触していたのです。
車体に傷はなかったのですが、ウォーターバリア側は破損して水が出ていたみたい…。
事務局の方のやりとりでも「16番通過後、水漏れしています。水溜りはなく後続に影響はないです」とちゃんと見て下さっていたそうなんです。
この連絡を見て、オフィシャルさんの凄さや、ちゃんと後続車が走れるかどうかを、こうして見て判断し、連携をとって運営してくれているのだな、と感じました。
破損代は安くはないので、監督にしっかり謝罪したのですが、今回、クラス3位♪と嬉しい結果だっただけに、ホイール4本とウォーターバリア破損という損害は大きかったです。
でも、このウォーターバリアの接触は凄く勉強になった気がします。
●ロストしていた意味が解決! 勉強になりました
実はこの後、私、ロスト(ペースノートの読み上げが狂う、見落とす)してしまっていたのです。「なんでここでロストしたんだろう!?」ってずっと不思議だったのですが、この連絡を見て納得。
感覚的に、ぶつかって「あれ?」と考えている間に、リズムが合わなくてロストしてしまったんだと思います。
よくノートを読んでいる時に少しでも考え事をしてしまうと、その間にもマシンは進んでいるので、思っていたリズムとズレてしまい、分からなくなってしまうのです。
ホントにちょっとの差なので1、2コーナー先を行けば分かるし、すぐに復帰できるのですが、リズムが合わないと上手く読めないし、走れません。
この接触で、いろいろタイミングもズレて考えてしまった事が明確になり、ちゃんとロストした理由が分かってよかったです。
なんでロストしたか分からないと成長できないので、反省点ではありますが、無事解決。
高い勉強代にはなってしまいましたが、経験できる事に感謝し、次戦以降は同じ状況でもロストしないように頑張ります☆
●競技中でも楽しいひと時♪
ちょっと悲しいお話をしたので、楽しかったお話も♪
ラリーは、ライバルともリエゾン(移動)区間やサービスパークなどでお話する事がある、ということは以前にも書いた事があるのですが、そこではみんなで情報共有をしています。
今回、JN-2クラスで2位になった、K-ONEの山田啓介選手と藤井俊樹選手と話す機会が多く、ラリーが終わってパルクフェルメ(車両保管場所)で私が自撮りをしていると、ひょこって写り込みにきてくれました。
雨が降っていたのに、山田選手だけ傘を持っていなかったので入れてあげると、「じゃあ、傘を持ちます」と、何故か傘を持たせるために言ったみたいになってしまっていたのですが、その光景を村田選手が笑いながらパシャパシャ撮っていました(笑)。
そんな感じで、4人でワイワイ喋りながら新城ラリーを振り返ったり。
村田選手が一番年上なので、経験もいろいろ豊富。なので、藤井選手が山田選手に「アレのやり方とか、村田さんにどんな感じか聞いてみなよー」と、いろいろ投げかけて、山田選手が村田選手に質問しながら、マシンやパーツについて、あぁでもない、こうでもないと、話がつきませんでした。
ラリーのいい所は、ライバルでもこうしていろいろ話せる所ですよね!
いろいろ仲良く話しながらも、「もうちょっといって、山田くん抜かそうと思ってたんやけどなぁ。次は負けへんで!」なんて発言ももちろん。
バトルはバトル。話せることは話して、みんなでトライしていく!
ラリーの楽しさを改めて感じた瞬間でした☆
さて、次回は…次回こそは、日曜日の内容について話していきます! お楽しみに♪
(梅本 まどか)