■最大204psの電気モーターがリアアスクルに作用、爆発的加速を発揮
メルセデスAMGは現在、パフォーマンス2ドアスポーツカーAMG「GTクーペ」改良型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
カメラマンによると、このGTは800ps以上の電動V8を搭載したAMG GTの頂点「SE Performance」の可能性が高いといいます。
プロトタイプはフロント、サイド、リアを重点的にカモフラージュ、「MANUFAKTUR」セレクションのアルパイングレーカラーでボディをまとい、右側テールライトの下に充電ポートがあることがわかります。
フロントエンドには、パナメリカーナグリルを隠し、バンパーコーナーに垂直の「エラ」を配置、下部の複雑なインテークと融合しています。
足回りにはブラックホイールと強化ブレーキ、イエローキャリパーを装着。またリアエンドでは固定スポイラー、アグレッシブなディフューザー、角張ったクワッドエキゾーストパイプを装備しており、AMG GTの上位モデルであることを示唆しています。
このプロトタイプが「GT 63 S E Performance」の場合、ボンネットの下には4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するはずです。おそらく、最大204psの電気モーターがリアアスクルに作用、システム合計の最高出力843ps・最大トルク1,470Nmを叩き出します。
セダンでは車重5.247ポンド(2,380kg)と重いですが、0-96km/h加速をわずか2.9秒で到達、500ポンド(227kg)軽量化されたGTクーペが、その数値を超えてくることは想像に難くないです。
キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、SL同様の11.9インチのインフォテインメントで構成されるデジタルコクピットを備えます。
最大の注目は、弟分「SL」と同じく2+2レイアウトシートの初採用でしょう。ただし、2+2シートがオプションになるのか、+2「ナシ」が無料オプション設定となるのかは現時点では不明です。
公道で使用できる最も強力なメルセデスAMGモデルとなる「GT 63 S E Performance」改良型のワールドプレミアは、早ければ2023年内のデビューとなるでしょう。