■自由設置型の「AR-333」とミラー装着型の「AR-555」を設定
セルスター工業は2023年3月27日(月)に、レーザー式オービス対応セーフティレーダーの「AR-333」「AR-555」を発売しました。「AR-333」は、自由な設置が可能なセパレートタイプで、「AR-555」は、270mmハイブリッドハーフミラータイプです。価格設定は、両タイプともにオープン。
「AR-555」の反射率は45%。明るさと透過率、両方の特徴を備えるハイブリッドミラーが採用されています。輸入車なども含めた多くの車種に対応し、ルームミラーにはめるだけで簡単に装着できます。
新型レーザー式オービス対応セーフティレーダーや、移動式オービス「MSSS」の受信にも対応。
従来製品よりも受信距離が120%、集光率が約3倍に向上。コンパクトで薄型な特徴を持つフレネルレンズの加工精度を向上させた新設計の「フレデリックスレンズVer.2」の採用で、より早く正確にレーザー光を受信することができます。
この新型レーザー式オービス対応セーフティレーダーは、新しい周波数を使う移動式オービスの「MSSS」にも対応し、リアルタイムでの新Kバンド受信警告に対応できます。K、Xバンドのオン、オフ設定もできます。
特許出願中の機能では、受信レベルを強、弱から設定できるのが特徴です(業界初)。レーザー式オービスからのレーザー光の受信レベルを2段階で判定し、表示と効果音の強弱で警告。一般的に、レーザー光の受信レベルが強い場合、自車位置から取締機の設置場所が近くなるので距離感などを把握できます。
さらに、新設計のフレデリックスレンズと同社独自のシステムを組み合わせることで、赤外線やレーザー光を使用した機器など、誤警報になりやすい受信とレーザー式オービスからのレーザー受信を、高い確率で識別することが可能になったとしています。
そのほか「一時停止表示」機能も搭載されています。フルマップの地図データに収録されている、全国の一時停止ポイントを標識アイコンや警告音で知らせるかを設定できます。標識アイコンで知らせる場合は、待受画面を「フルマップ」に設定する必要があります。
さらに、後方受信にも対応。レーザー受信機「AL-02R」をリヤに設置し、同機に接続すれば、後方受信した際に画面と音声で警告。後方設置には、別売の「AL-02R」と「RO-123」が必要です。
業界初の機能として、災害・危機管理通報サービスの「災危通報」も表示できます。政府が発令する地震や津波などの災害情報が表示される機能で、音声でも知らせる機能になっています。
(塚田 勝弘)