■次世代基盤「MMA」(メルセデス・モジュラー・プラットフォーム)を採用
2022年末からメルセデス・ベンツが開発中のコンパクト・4ドアクーペ開発車両を何度か捉えていますが、最新プロトタイプ3台を一挙スクープしました。
現在、このプロトタイプには様々な噂が流れており、最新情報では「CLA」次期型が最有力候補だといいます。
メルセデス・ベンツは、エントリーレベルのラインアップを縮小していく方針ですが、CLAは数少ない生存するモデルの1台となります。
捉えた3台のプロトタイプは微妙にカモフラージュが異なりますが、すべてダミーヘッドライトとテールライトを装着。ディテールは見えませんが、流れるようなルーフを持つ4ドアクーペであることは間違いありません。
側面では、フラッシュマウントドアハンドルを採用、角度のあるショルダーラインが見てとれます。
後部ではエキゾーストパイプのないリアバンパーが確認できるほか、ナンバー「ZU 91」のプロトタイプは、充電ポートらしきものが開いています。
このプロトタイプの正体は現段階で明確になっておらず、CLA次期型のほか、エレクトリックの「EQA セダン」、あるいは「EQXX」コンセプトの市販型が噂されています。
いずれにせよ、この新型モデルは同ブランドの次世代基盤「MMA」(メルセデス・モジュラー・プラットフォーム)を採用。このアーキテクチャは2024年に発売される予定で、新世代「MB. OS」(メルセデス・ベンツ・オペレーション・システム)を搭載します。
今後は、ハイブリッドやPHEVパワートレインを搭載したものを含め、メルセデス・ベンツのラインナップのすべての小型EVと内燃機関車を支えることになるはずです。
EQAの場合、フルエレクトリックモデル専用なりますが、CLAの場合、内燃エンジン、プラグインハイブリッド、電気パワートレインで提供されると予想されます。
新型4ドアクーペの登場は、2025年モデルとして2024年に期待されます。CLAにはシューティングブレークも導入予定ですが、メルセデス・ベンツは今後10年で段階的にワゴンモデルを廃止すると噂されており、次期型が最後のモデルになるかもしれません。