レトロな超ド級ハイパーカーをポールスターが計画? デザイン大予想

■1920年代のカーデザインにインスパイアされた「21 Aero Coupe Concept」

ロシア生まれのプロデザイナー、Alexey Semenov氏がポールスターの新型ハイパーカー「21 Aero Coupe Concept」と名付けられた、フラッグシップハイパーカーを提案しました。

ポールスター エアロクーペ コンセプト 予想CG
ポールスター エアロクーペ コンセプト 予想CG

同氏は、VW、ボルボ、スバル、フィアット、ニオ、グレート・ウォールフィスカー、メルセデスAMGなどのデザイン部門を経て、自身の会社「A3 Agency」を設立した実力派プロデザイナーです。

ポールスター エアロクーペ コンセプト 予想CG
ポールスター エアロクーペ コンセプト 予想CG

ポールスターは、ボルボが展開するパフォーマンスブランドで、1996年に設立された若い会社です。

これまでクーペの「ポールスター1」、EVセダンの「ポールスター2」、SUVの「ポールスター3」を発表、現在は4ドアGTクーペ「ポールスター5」を開発中ですが、圧倒的パフォーマンスを持つハイパーカーはまだ存在していません。

21 Aero Coupe Conceptは、まさにフラッグシップハイパーカーで、かなりアグレッシブなデザインが特徴ですが、ポールスターの特徴的なデザインのディテールもいくつか維持されています。

このコンセプトモデルを制作するにあたり、同氏は自動車デザインの黄金時代としても知られる、1920年代からインスピレーションを得たといいます。この時代の多くの車は長いボンネットを持っていましたが、それらのどの車よりもかなり滑らかで、低く、空気力学に優れています。

フロントエンドのデザインは、おなじみのブランドLEDヘッドライトデザインを採用。また、いくつかの巨大な空気取り入れ口と、フロントスプリッターから、ボンネットとフロントガラスの上に空気を導く、大きな開口部も装備されています。

リアエンドでは、LEDライトバーと、フォーミュラ1にインスパイアされた中央のブレーキライトが見てとれるほか、アグレッシブなディフューザーを装備。車を後方から見るとフロントエンドのトレッドがテールよりも広いのも特徴的と言えます。

ポールスターは現在、エレクトリックモデル専門ブランドのため、このコンセプトも勿論EVハイパーカーとなり、トリプルモーター、さらにはクワッドモーターの搭載や、最高出力1,000ps以上の性能が期待できるでしょう。

 (APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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