ヒョンデの主力セダン「ソナタ」に初の全輪駆動モデル。改良型のコクピットはフルデジタル化に

■インフォテインメントディスプレイは24インチ以上か

ヒョンデは現在、欧州Dセグメントセダン「ソナタ」改良型を開発中ですが、市販型プロトタイプを捉えるとともに、そのキャビン内、および仕様メモを撮影しました。

ヒョンデ ソナタ 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ ソナタ 改良型プロトタイプ スパイショット

ソナタは1985年から販売されているヒョンデの主力モデルで、8代目となる現行型は2019年に登場、これが初の大幅改良となります。

ヒョンデ ソナタ 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ ソナタ 改良型プロトタイプ スパイショット

捉えたプロトタイプはかなり厳重にディテールが隠されていますが、フロントウィンドウには、このクルマが2.5リットル、GDIエンジン、オートマチックトランスミッション、そしてソナタにとって初となる全輪駆動を搭載していることを示す仕様書を撮影することができました。

市販型では、1.6リットルターボチャージャーの代わりに、2.5リットル直列4気筒エンジンを搭載、最高出力は294ps・最大トルク421Nmを発揮すると予想されます。

ヒョンデ ソナタ 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ ソナタ 改良型プロトタイプ スパイショット

ウィンドウ越しに見えたキャビン内には、新設計されたダッシュボードとワイドスクリーンディスプレイが装備されています。

後者は、デジタルインストルメントクラスターと、インフォテインメントシステムを1つの自立型ディスプレイに統合しているように見え、おそらく24インチ以上の大きさと予測されます。

また、ドアの内側のパネルにカモフラージュが見られますが、これは、アップデートがフェイスリフトによりかなり広範囲に影響することを示唆しています。

フロントエンドでは、スリムなヘッドライトと新設計されたグリルを採用。後部ではテールライトのグラフィックもアップデートされる予定です。

ソナタ改良型のデビューは、最速で2023年内、遅れれば2024年前半となるでしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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