■「963」LMDh耐久レースカーから派生したテクノロジーを装備
ポルシェは現在、主力モデル「911」に設定される「911 GT2 RS」を開発中ですが、その詳細が見えてきました。
911 GT2は、911をベースにした高性能モデルです。内部コンポーネントの削減により大幅な軽量化を図り、ターボを強化。
911ラインアップの中で最速であるとともに、最も高価なモデルとして君臨しています。2021年には「991」世代のGT2 RSがニュルブルクリンク最速の市販車の栄誉に輝いています。
英オートカー誌の調べでは、992世代の新型GT2 RSは電動化されハイブリッドモデルになると伝えており、オリジナルのリアエンジンマシンがデビューしてから、半世紀以上が経過した2026年に登場すると予想しています。
さらに調査していくと、新型では3.8リットル水平対向ツインターボエンジンを搭載した911ターボをベースに開発。新しい「963 」LMDh(ル・マン・デイトナ・h)耐久レースカーから派生したテクノロジーを備えた、マイルドハイブリッドパワートレインを採用する可能性があることもわかりました。
最高出力は800ps程度に向上、最大トルクは大幅に向上するとみられます。参考までに、現在のターボSでは最大トルク800Nを発揮しており、GT2 RS新型では1,000Nm超えが見えてくると予想されます。