マセラティ初の電動オープン「グランカブリオ フォルゴーレ」がデビューへ。ワールドプレミアは2023年内

■3つのモーターを搭載、システム合計で最高出力751馬力を発揮

先日、マセラティ「グランカブリオ」新型プロトタイプをスクープしたばかりですが、今度はそのフルエレクトリック版となる「グランカブリオ フォルゴーレ」市販型をスクープしました。

マセラティ グランカブリオ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ スパイショット
マセラティ グランカブリオ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ スパイショット

イタリア語で「稲妻」を意味する「フォルゴーレ」は、マセラティの電動モデルに特化した新ブランドです。

第1弾がこのグラントゥーリズモであり、同社にとって初のフルEVモデルとなりましたが、そのオープンモデルとなるのが「グランカブリオ フォルゴーレ」です。

マセラティ グランカブリオ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ スパイショット
マセラティ グランカブリオ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ スパイショット

プロトタイプは、グリル中央のブランドエンブレム「トライデント」を誇らしげに露出。下部バンパーのコーナーベントに注目すると、完全に閉じられているほか、後部に排気口もなく滑らかな処理が施されています。

さらに、左テールライトの真下を見ると大きな充電ポートを発見。「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」と同じ場所にあるため、このプロトタイプはフルエレクトリックであることは間違いないでしょう。

クーペのグラントゥーリズモとの主な違いは、リトラクタブル・ハードトップではない、ソフトトップのフォールディング(折りたたみ)ルーフにあります。特にリアのクォーターパネルが微調整され、デッキリッドが異なるのが特徴となっています。

マセラティ グランカブリオ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ スパイショット
マセラティ グランカブリオ フォルゴーレ 市販型プロトタイプ スパイショット

グランカブリオの内部をまだよく見ていませんが、カブリオモデルがクーペと大きく異なることはなく、ダッシュボードの中央に積み上げられた一連のタッチスクリーンがセンターコンソールにまで達するレイアウトが予想されます。

グラントゥーリズモ フォルゴーレのパワートレインは、3つのモーター(後部に2基、前部に1基)が搭載されており、システム合計で最高出力751馬力を発揮します。このレイアウトがグランカブリオ フォルゴーレでも流用され、最高出力は745psを発揮、ライバルとなるメルセデスAMG「SL63」の595psを圧倒するでしょう。

グランカブリオ フォルゴーレのワールドプレミアは、2023年内と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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