■高度なLiDARシステムを搭載し、レベル3の自動運転を実現
ボルボが展開するポールスターブランドは現在「ポールスター5」を開発中ですが、その最新プロトタイプを入手するとともに、市販型のスペックを入手しました。
ポールスター5は、クーペの「ポールスター1」、EVセダンの「ポールスター2」、SUVの「ポールスター3」に続く4ドアGTエレクトリッククーペで、コンセプトカー『プリセプト』の市販バージョンとなります。
豪雪のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、カモフラージュがかなり厳重でディテールをほぼ見せていません。
しかし、プリセプトでみられたスプリットヘッドライトを搭載することは明らかで、低く尖ったノーズとバンパーに小さな開口部を備えています。
同じ4ドアである「ポールスター2」に似ていますが、ノーズが長いほか、ルーフラインが低く、より流れるようなデザインで差別化され、 ボディ全体も他の兄弟よりも鮮明なラインを持っています。
リアエンドには、小さくシャープなテールライトを配置、アクティブスポイラーが装備される可能性もあるといいます。
これまでわかっているハイエンドモデルのスペックは、デュアルモーターを搭載、最高出力884ps・最大トルク900Nmを発揮。800Vアーキテクチャに載り、103kWhの大容量バッテリーパックを積むと噂されていますが、
より手頃なシングルモーターバージョンも用意されます。またLuminarで開発された高度なLidarシステムを搭載し、レベル3の自動運転機能を提供します。
ポールスターは、2022年10月に「ポールスター3」を発表していますが、こちらの「ポールスター5」は2024年にデビューが予想されます。
市場では、ポルシェ「タイカン」、テスラ「モデルS」、アウディ「e-tron GT」、そして今後登場予定のロータス「タイプ133」などにとって強力なライバルとなりそうです。