モト・グッツィ伝統の大型ネイキッド「V7ストーン」に特別仕様車が登場。専用マフラーでパワーもアップ!

■専用カラーでアグレッシブさも強調

100年以上の歴史を誇るイタリアのバイクブランドが「モト・グッツィ」。

V7ストーン スペシャルエディションのサイドビュー
V7ストーン スペシャルエディションのサイドビュー

その日本正規代理店であるピアッジオグループジャパンは、ブランド伝統のV7シリーズの中で最もポピュラーなモデル「V7ストーン」に、特別なカラーリングや専用マフラーなどを施した特別仕様車「V7ストーン スペシャルエディション(V7 STONE SPECIAL EDITION)」を設定。

2023年2月28日(火)より受注を開始することを発表しました。

●伝統のOHV縦置きV型2気筒エンジンを搭載

V7ストーンは、モト・グッツィが50年以上に渡り生産してきた伝統のV7シリーズの中で、最もスタンダードな仕様の大型ネイキッドモデルです。

V7ストーンのスタンダード仕様
V7ストーンのスタンダード仕様

主な特徴は、クラシカルなネイキッドスタイルと、モト・グッツィ伝統のOHV縦置きV型2気筒エンジンを搭載すること。

2021年にモデルチェンジを受けた現行モデルでは、エンジンの排気量を744ccから853ccにアップし、最高出力も52psから65psへ増大。低回転域からスムーズに立ち上がるパワー特性と、極めて低い振動により快適性も向上させています。

特別仕様車のエンジンには、グラファイトカラーのシリンダーヘッドカバーも採用
特別仕様車のエンジンには、グラファイトカラーのシリンダーヘッドカバーも採用

また、ホイールにはアルミニウム製6本スポークを採用し、高い質感と軽快なハンドリングに貢献。フルLEDのヘッドライトには、モト・グッツィを象徴するイーグルをかたどった形状のDRL(デイタイム・ランニング・ライト)も装備することで、独特のフェイスデザインを演出しています。

●バーエンドミラーなど各部をアップデート

その特別仕様車では、まず燃料タンクなどに専用カラーのシャイニングブラックを採用。マット系カラーが特徴のスタンダード仕様と異なる上質感を演出します。

特別仕様車にはアロー製マフラーを装備
特別仕様車にはアロー製マフラーを装備

また、燃料タンクのグラフィックやリヤの2本ショックなどにはレッドの差し色を投入。ブラックのシートにも赤いステッチを入れるなどで、よりアグレッシブな印象を醸し出しています。

さらに、マフラーは、イタリアのバーツブランドで、レース用パーツなどを手掛けるArrow(アロー)製に変更。外観をより筋肉質なイメージにすると共に、若干ながらパワーも増大。最高出力を65HP(ps)/6800rpmから66.5HP(66.5ps)/6700rpmに、最大トルクも73N・m(7.44kgf・m)/5000rpmから75Nm(7.64kgf・m)/4900rpmにアップさせています。

トップブリッジ部には「SPECIAL EDITION」のロゴが刻まれたプレートも装備
トップブリッジ部には「SPECIAL EDITION」のロゴが刻まれたプレートも装備

ほかにも、ミラーはハンドル・マウントタイプからバーエンドタイプへ変更。また、燃料タンクのキャップはブラックアルマイト処理されたビレット・アルミニウム製に、エンジンのシリンダーヘッドカバーにはグラファイトカラーも施されています。

価格(税込)は、スタンダード仕様の134万2000円に対し、特別仕様車は14万3000円アップの148万5000円。2023年5月より順次出荷される予定です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
続きを見る
閉じる