セルフ式洗車場で手洗い洗車するコツとは？知っておきたい守るべきルールやマナーをチェック

■便利なセルフ洗車場。マナーやコツとは？

自宅に十分な洗車スペースがないときに活用したいのが、セルフ式の洗車場です。愛車をキレイにすることのできる便利な場所ではありますが、初めて利用する場合、使い方やコツ、マナーなどが分からず困ってしまうかもしれません。

こうした洗車場を利用する場合には、どんな点に注意すればよいのでしょうか？

セルフ式の洗車場にはさまざまな種類のものがありますが、大きくわけて、機械式の洗車機を利用するものと、自分自身で手洗い洗車を行うものの2つがあります。

洗車機を利用する場合、案内にしたがってクルマを所定の位置に置くことで、水洗いやシャンプー、乾燥などが全自動で行われます。

ただし、大きな泥汚れなどが付いている場合は、洗車場内に備わっている高圧洗浄機を用いるなどして、ある程度汚れを落としておく必要があります。また、洗車後もボディに水滴が残ることがほとんどであるため、最終的な拭き上げは自身で行うことになります。

手洗い洗車は、すべての行程を自身で行うことになります。そのため、基本的な洗車用品も自身で用意しなければなりません。

手洗い洗車を行う場合には、ボディ用のスポンジ、ホイール用のブラシ、バケツ、カーシャンプー、吹き上げ用のクロスはマストで用意しておきたいところです。いずれも、カー用品店などで手軽に入手できるものであるため、しっかりと準備しておきましょう。

また、愛車がSUVやミニバンなど全高の高いクルマの場合、ルーフ洗い用の脚立もあると便利です。さらに、高圧洗浄機などの設備を利用するときのために、十分な小銭を用意しておくこともポイントです。

実際に洗車をする際には、さまざまなことに気を付けなければなりません。

なんと言っても重要なのは、適切な時間で利用することです。たとえば、週末の日中は洗車場が最も混雑しやすい時間帯のひとつですが、こうした時に不必要に長時間滞在することはマナー違反です。

洗車は非常に奥が深いため、こだわりはじめるとキリがないのも事実ですが、順番を待っている人がいる場合には、譲り合って利用するようにしましょう。

クルマのサイズや汚れ具合によっても異なりますが、一般的には1時間〜1時間半もあればひと通りの洗車は完了できます。それ以上の時間を掛けたい場合には、ほかの利用者が少ない時間帯に訪れるなどの配慮が必要です。

また、洗車中は常に周囲に気を配り、水や洗剤、汚れなどが周囲に飛び散ることのないように十分注意しましょう。もし子どもと一緒に洗車をする場合には、不用意に飛び出したり、ほかのクルマをキズつけたりしないように、常に目を離さないようにしないといけません。

加えて、騒音にも十分注意する必要があります。洗車時にはエンジンを停止させなければならないことに加えて、大音量で音楽を流すようなこともマナー違反。また、洗車場によっては夜間でも営業している場合がありますが、そうした洗車場では特に騒音に注意しなればなりません。

ここで紹介したポイント以外にも、洗車場が独自に設定しているルールがある場合もあります。もちろん、それも必ず守るようにしないといけませんね。

洗車場を上手に利用するコツは、いかにすばやく洗車できるかを事前にしっかりとイメージすることです。特に、混雑している時間帯に洗車場を利用する場合には、事前のシミュレーションが必要不可欠です。

具体的には、現在のクルマの状況を把握したうえで、どういった順番、手順で洗車を行うかをあらかじめ決めておきましょう。これを行わない状態で洗車場を利用すると、不必要に時間がかかってしまうことに加え、コストもかさんでしまいます。

タイヤとホイールからはじめ、次にルーフ、そして最後にボディを洗うのが一般的ですが、5分程度に設定されていることの多い高圧洗浄機の利用時間をどのように活用するのかをしっかりとイメージしておきましょう。

愛車がピカピカになるととても気持ちの良いものです。自宅に十分な洗車スペースがない人は、近隣のセルフ式洗車場をチェックしてみましょう！

（鈴木僚太［ピーコックブルー］）

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