■手動のソフトトップという伝統から脱却、電動パワートップを提供か
ポルシェはブランド75周年を記念し、「911」(992型)をベースとする新型「スピードスター」を2023年11月に開催される予定のロサンゼルスモーターショーで初公開する可能性があることがわかりました。
CarMagazineによると、新型スピードスターは傾斜の強いフロントガラス、タイトなキャンバストップ、大型のリアクラムシェルトノカバーなど、2020年に生産終了となった先代に似たエクステリアになるといいます。
さらに調べると、そのパワートレインは4.0リットル水平対向6気筒エンジンを「911 GT3」と共有。前出CarMagazineによれば、手動のソフトトップという伝統から脱却し、オプションまたは標準装備で電動パワートップを提供。シートの後ろに追加のラゲッジスペースを備えるといいます。
初代スピードスターは1950年代にさかのぼり、「356」を簡素化したバージョンとして登場しました。
1989年に「930スピードスター」として復活、1993年に「964スピードスター」、2010年に「997スピードスター」へと継承されています。新型スピードスターが登場するたびに、コレクターが殺到、入手困難なモデルの一つとなっています。
詳細は不明ですが、価格は300,000ドル(約4,100万円)と想定され、発売後プレミア価格3億円程度の値が予想されます。