■EVとなる「i5」は、史上初のバッテリー駆動の5シリーズ
BMWは、伝統的なセダンとワゴンのセグメントに未来を見据えている、数少ない高級自動車メーカーの1つと言えます。現在、主力モデル「5シリーズ」ファミリー次期型を開発中ですが、そのデビューが意外にも早まる可能性が高いことがわかりました。
当初、次期型は2024年モデルとして2023年終わりのデビューが予想されていましたが、最新情報では2023年6月までにセダンが公開されそうなのです。
次世代5シリーズのハイライトはフルエレクトリックバージョンです。
EVとなる「i5」は、史上初のバッテリー駆動の5シリーズとなり、最初は「i5 eDrive40」と「i5 M60」の2つのバージョンで提供されると伝えられています。
40は、後輪駆動のシングルモーターレイアウトで最高出力は335psを発揮。M60は、最高出力600psを発揮するデュアルモーターと、全輪駆動を備えたi5の上級モデルとなります。
燃焼式モデルでは、少なくとも2つのハイブリッドモデルがあり、1つは直列4気筒、もう1つは直列6気筒で、「M560e」フラッグシップPHEVモデルが「M760e」とパワートレインを共有するという噂も存在します。 最強モデルとなる「M5」は、電動化されたV型8気筒を搭載した究極のハイブリッドとなり、ワゴンのツーリング版も登場が濃厚となっています。
キャビン内も大幅な変更が加えられ、湾曲した12.3インチのドライバーズディスプレイと、14.9インチのインフォテインメントスクリーンを採用、BMWの「iDrive 8/8.5」インフォテインメント システムを搭載。物理的なボタンを減らして、より多くのAIテクノロジーに焦点が当てられます。
最終的に5シリーズのセダン、ツーリング、エレクトリック、M5ファミリーが完結するのは、2024年以降となるでしょう。