APOLLO 
■コンソール中央のタッチパッドでインフォテインメントシステムを制御
メルセデス・ベンツは現在、人気ミニバン「Vクラス」改良型を開発中ですが、市販型プロトタイプを捉えるとともに、そのコクピットをカメラが初めて捉えました。
初代Vクラス（W638型）は、商用モデル「Vito」の乗用車バージョンとして1996年に日本に初めて登場。
2代目では、車名をVクラスから「Viano」（ビアノ）に変更して発売するも、2006年のフェイスリフトで「Vクラス」の名称が復活しています。
3代目となる現行型は2014年から販売、息の長いモデルとして存在していますが、今回大幅な改良が執行されます。
大幅改良最大の変更はそのコクピットで、2019年に導入された最新のタッチパッドとワイドなタッチスクリーンが組み合わされています。
ディテールを見ると、AクラスやBクラス同様に、古いアナログインストルメントクラスターを、タブレット・タッチスクリーンに交換、クルマの3分の2に広がる一体型デジタル ディスプレイを装備しています。
また、インフォテインメントディスプレイの下のセンターコンソールも新しくなり、物理的なボタンで空調を制御するようです。さらに下に移動すると、フロントシートの間の領域は、インフォテインメントボタンを備えた大型のコンソールで占められていることがわかります。中央にはタッチパッドもあり、インフォテインメントシステムを制御するはずです。
ステアリングホイールは下部のスポークがV字断面ではなく、一対の平行スポークで構成された新デザインとなっているほか、静電容量式タッチボタンと思われるものを装備。 ギアシフターは、ステアリングホイールの右側のステアリングコラムに配置されています。
ボディ前後を軽くカモフラージュしたエクステリアは、ヘッドライトのLEDデイタイムランニングライトとグリルを刷新、テールライトグラフィックもアップデートされるでしょう。
パワートレインは、プロトタイプのグリル形状から燃焼エンジンで駆動されると思われ、最高出力190ps～204psを発揮する2.2リットル直列4気筒ディーゼルを搭載すると予想されます。
Vクラス改良型のワールドプレミアは、2023年後半と予想されています。
