メルセデス・ベンツのオールニューモデル「CLE」クラスをキャッチ。SLにはない領域とは?

■Cクラスと同じ「MRA-2」プラットフォームを採用、大人4人が乗るのに十分なフットスペースを提供

メルセデス・ベンツは現在、オールニューモデルとなる「CLE」を開発中ですが、そのオープンモデルとなる「CLEカブリオレ」の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

メルセデス・ベンツ CLE カブリオレ 市販型プロトタイプ スパイショット
メルセデス・ベンツ CLE カブリオレ 市販型プロトタイプ スパイショット

CLEクラスには大きな役割があります。最終的に、ラインナップのCクラスとEクラスのクーペ&コンバーチブルのバリエーションに取って代わる次世代モデルを担うからです。

豪雪のフィンランド山中に初出現したプロトタイプは、まだまだ重要なデザインを隠しています。

フロントグリルには、垂直リブはなくクロスバーを配置、ホイールのサイズなどから、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載、最高出力258psを発揮する、非AMGバージョンであると思われます。

メルセデス・ベンツ CLE カブリオレ 市販型プロトタイプ スパイショット
メルセデス・ベンツ CLE カブリオレ 市販型プロトタイプ スパイショット

CLEはCクラスと同じ「MRA-2」プラットフォームを採用。視覚的にはCクラスセダンと非常によく似ていますが、フロントエンドの処理、ノーズとテールの両方が地面に向かって下がっているところなど、AMG「SL」新型にも関連性を持っていることがわかります。

またキャビン内には、Cクラスと共有する傾斜したインフォテイメントスクリーンをコンソールに配置、同じレイアウトを特徴とするSLのインテリアに少し似ていることもわかります。

もちろん、SLはより豪華なイメージを持ちますが、CLEがアドバンテージを持つ領域が1つあります。

2022年に復活したSLは、2人乗りから2プラス2シートレイアウトに進化しましたが、ロードスターの後部座席は乗員にとって十分とはいえません。一方、CLE の後部は、大人4人が乗るのに十分なフットスペースを提供してくれています。

インサイド
インサイド

パワートレインは、前途したエントリーモデルのほか、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンと、25.4kWhのリチウムイオンバッテリー、および最高出力129psの電気モーターを搭載、システム合計最高出力は313ps・最大トルク550Nmを発揮するプラグインハイブリッドモデルがラインアップされます。

また頂点には、AMG「CLE63」を配置、電動アシストターボと、後輪を駆動する電気モーターを備えた2.0リッター直列4気筒エンジンを積み、システム合計出力671ps・最大トルク1,020Nmを発揮します。

CLEクラスのワールドプレミアは2023年内と予想され、クーペとカブリオレに加え、ワゴンのシューティングブレークの登場も噂されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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