韓国・キアの最高級SUV「EV9」のスペックが流出。トップモデルは約1000万円?

■デュアルモーターを搭載したモデルの最高出力は400ps

キアが現在、開発を進めている次世代フラッグシップ・クロスオーバーSUV「EV9」市販型の仕様が明らかになりました。

起亜 EV9 市販型プロトタイプ スパイショット
起亜 EV9 市販型プロトタイプ スパイショット

流出したのはキアがEV購入者に送信した顧客調査表で、そこからEV9が5つのグレードを提供することがわかりました。

基本モデルの価格は56,000ドル(約688万円)で、最高出力200ps・最大トルク339Nmを発揮するシングルモーターを搭載、220マイル(354km)の後続が可能で、0-100km/h加速8.5秒だといいます。

さらに次のグレードは61,000ドル(約786万円)で、電気モーターは同じままですが、航続距離が290マイル(467 km) に増加しています。ただしバッテリーパックの重さが負担となっているのか、0-100km/h加速は8.9秒とパフォーマンスがわずかに下がります。

起亜 EV9 市販型プロトタイプ スパイショット
起亜 EV9 市販型プロトタイプ スパイショット

全輪駆動が欲しい場合、最も安いのはデュアルモーター搭載グレードで、63,000ドル(約812万円)を支払う必要があります。

こちらは最高出力400psを発揮、1回の充電で260マイル(418km)走行可能で、牽引力は1,588kg、静止状態から96kmまでわずか6秒で到達します。次のグレードではホイールサイズが20インチに上がります。

そしてフラッグシップバージョンは73,000ドル(約940万円)で、最高出力は400psと同じながら最大トルクが653Nmへと向上します。牽引力は2,041kgへ向上、0-96km加速は5.2秒に短縮され、21インチのブラックホイールなどが提供されます。

データが流出したEV9ですが、実際には5つのグレードすべてを提供するか、それともこの顧客調査より得た最も人気のあるグレードだけ発売されるのか、今のところ不明ですが、2023年夏までにははっきりするでしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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