■内部にはEVセダンの『EQE』を彷彿させる未来的なセンタースクリーンを装備
メルセデス・ベンツは現在、主力セダン「Eクラス」次期型を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えるとともに、ノーズのデザインが明らかになってきました。
ガソリンスタンドで給油中を捉えたプロトタイプのフロントエンドを見ると、ヘッドライトの間にLEDライトストリップが確認できます。照明バーセクションを覆うテープがあるため最終デザインは不明ですが、プロダクションモデルに装備される可能性が高いとみていいでしょう。
このフロントのLEDライトバーは、メルセデスにとって新しいものではなく、すでにEQCやEQSなどEQブランドでは採用されています。ですが、ICEエンジン搭載Eクラスに初装備されることはニュースであり、このライトバーが全車標準装備となるのか、上位モデル、あるいはプラグインハイブリッドモデルなど特定グレードになるのか注目されます。
次期型のキャビン内には、EVセダンの「EQE」を彷彿させる未来的なセンタースクリーンを装備。中央タッチスクリーンの下には様々なボタンが配置されています。
ボタン式ではなくタッチ静電容量式のように見え、運転モードの選択やハザードの操作、エンターテイメントシステムの音量調整などがここでできるはずです。
ディスプレイは「Cクラス」と同等の11.9インチスクリーンが標準で、「Sクラス」で採用される12.9インチOLEDスクリーンがオプションとして利用可能になるでしょう。
パワートレインは、すべてのグレードが何らかの電動アシストを装備、その多くが48Vマイルドハイブリッドテクノロジーとなりますが、注目はフラッグシップAMG「E63」の心臓部です。
AMG「C63」ではV8ツインターボを直列4気筒PHEVドライブトレインに変更しましたが、ライバルのBMW「M5」次期型では引き続きV8を提供しハイブリッドアシストを採用するため、E63でも同様の措置が取られる可能性が高いと見ています。
Eクラス次期型のデビューは、2023年秋ごろと予想されます。