中国・吉利汽車のEVブランド・ZEEKRが新型クロスオーバーを導入へ。ティザーイメージ公開

■1000万円超えの巨大ミニバン「009」に続く第3のモデル

中国・吉利汽車が展開するプレミアムEVブランド「ZEEKR」(ジーカー)は、ブランド第3弾となる新型モデルのティザーイメージを公開しました。

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ジーカー 003 ティザーイメージ

同ブランドでは、これまでシューティングブレークの「001」、1000万円超えの巨大ミニバン「009」を発売していますが、続くモデルはプロトタイプのシルエットからも、コンパクトなクロスオーバー系であることがわかります。

ティザーイメージではプロダクションモデルの車名を明らかにしていませんが、後部ナンバープレートの「3rd」の文字から「003」のネームプレートを示唆しています。

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ジーカー 003 ティザーイメージ

アウディ「e-tron GT」と並んで撮影されたプロトタイプは、ファンシーなマルチカラーのカラーリングが施されていますが、すでに生産準備ができている様子が伺えます。

そのスタイリングは、ハッチバック、ミニバン、クロスオーバーを混ぜ合わせたような外観で、かなりの地上高、かなり短いボンネット、顕著なホイールアーチ、エアロスタイルの合金ホイール、フラッシュドアハンドルを備えていることがわかります。

フロントエンドでは、スリムなバンパーエアインテーク、流行のスプリットヘッドライトを装備しています。またリアエンドでは、コンパクトなリアウィンドウシールド、細長いLEDテールライト、垂直リフレクター、スキッドプレートやディフューザーも確認できます。

市販型では、Smart #1を含む他のGeely所有のブランドと同様の「SEA」アーキテクチャに乗り、かなり大きなバッテリーパックを詰め込んだシングル、またはデュアル電気モーターで提供される可能性が高いようです。

ジーカーの最新モデルのワールドプレミアは、今後3ヶ月以内とみられ、欧州でも販売予定です。市場では、今後発売予定のフォルクスワーゲン ID.3ベールのクロスオーバーや、ルノー メガーヌE-TECHらと競合、2022年では72,000台だった販売台数を、2023年は2倍にする計画を持っています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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