ラグビー愛から手作りの職場向けのラグビーニュースを作成【ヤマハ発動機ニュースレター】

■所属する事業部で同チームの応援文化である「大漁旗」を作る

ヤマハ発動機の広報グループによる「ニュースレター」は、ヤマハ発動機グループの多様な活動がレポートされています。今回のテーマは、ラグビーのトップリーグである「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビー リーグワン)」のDIVISION 1チームである「静岡ブルーレヴズ」です。

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ヤマハスタジアム名物である大漁旗

ヤマハ発動機のSPV事業部で電動アシスト自転車のエンジニアとして活躍する猿渡裕さんなど、職場の仲間たちがつなぐ応援文化「大漁旗」について報告されています。

猿渡さんがラグビーの試合に足を運ぶようになったのは、ブルーレヴズの前身である同社のラグビー部に、故郷である九州の出身者が大勢いたからだそう。大田尾竜彦さん、山村亮さん、五郎丸歩さんなど、同郷の選手たちの活躍を応援するために、足しげくスタジアムに通うようになったそうです。

「私も高専のラグビー部に入った経験があるのですが、あまりのハードな練習に耐えきれず、ルールを覚える前に1ヵ月ちょっとで退部してしまいました。ですから当初は、スタンドの端の方で、ライトな観客の1人としてヤマハの選手たちを応援していました。

いまでは、勝ち負けのみならず、チームや選手が苦労を乗り越えて成長していく姿にも感銘を受けています。成長する過程を見守りながら、自分もその一部であるような参加意識を持たせてくれる、そんな存在が身近にあることに喜びを感じています」と同チームへの熱い想いを語っています。

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SPV事業部の同僚、杉原立樹選手の大漁旗を握る猿渡さん

国内ラグビーの最高峰、ジャパンラグビー リーグワン。今シーズンも静岡ブルーレヴズのホームゲーム開催日には、ヤマハスタジアムの北側スタンドでたくさんの大漁旗が舞っています。

「みんなで集まってブルーレヴズを応援しましょう」と、毎試合、手づくりの情報誌を配布して社員有志に呼びかけています。

猿渡さんに、以前から憧れていた光景があったそうです。青空にたなびくたくさんの大漁旗で、ヤマハスタジアム名物になっています。

「選手の職場の仲間たちが思い思いのデザインで大漁旗を作って、週末になるとみんなで集まって楽しみながら応援する。素晴らしい光景だな、羨ましいなと思って見ていました。

ですから、SPV事業部初のラグビー選手として、福岡出身の西内勇人選手が配属されてきた時は本当にうれしかったです」と、さっそく職場で大漁旗が作られ、初めて廊下ですれ違った時には、「『俺、ガチ応援するけん!』と伝えました」と振り返っています。

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「ブルーレヴズを一緒に後押ししましょう!」と、ラグビーの楽しさを伝える手づくり情報誌を職場に配信

猿渡さんは、遠方のバスツアーにも参加するようになり、他部署の人々や一般のファンとの交流も拡大。

「この素晴らしい時間を謳歌している者として、もっとたくさんの人たちにラグビー応援の楽しさを伝えたい」と、職場向けのラグビーニュースを手作りで製作するようになったそう。

このニュース配信は、現在、SPV事業部に所属するブルーレヴズの選手たちに引き継がれ、選手自らが職場の同僚たちに発信しています。

「リーグのレベルが上がって、今季のブルーレヴズは苦しい戦いを強いられていますが、一方通行で楽しませてもらうだけでなく、こうした苦しい時間も一緒に過ごしたいですね。その先には、2015年の日本選手権優勝で味わった、あの感動が待っていると信じています」と、応援するプロスポーツチームがある喜びを語っています。

なお、ヤマハスタジアム名物である大漁旗は、現在およそ30枚。感染症対策の一環として自粛していた旗振りも今季は再開され、その多くが北側スタンドに集結しています。

「みんなで応援した方が楽しいし、選手の力にもなります。応援の力を糧に、ブルーレヴズの逆襲を期待しています」と、猿渡さんやヤマハ発動機社内のファン、一般のファンは信じています。

(塚田 勝弘)

【関連リンク】

静岡ブルーレヴズ
https://www.shizuoka-bluerevs.com/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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