■「SEA」アーキテクチャを採用、BYD「Seal」よりもわずかに大きく、Zeekr「001」よりもわずかに小さい
中国・吉利汽車(ジーリー)は、2023年内にデビューが予定されている新型EVセダンのティザーイメージを公開しました。
ティザーイメージでは、フロントエンドにシャープでスリムなLEDデイタイムランニングライトを装備、他は暗くて見えづらいですが、フロントクォーターの3分の1の画像では、EVのバンパーセクションの下部が目立つようになっている様子が伺えます。
サイドビューも非常に印象的で、ボンネットは非常に長く、傾斜したルーフラインと、Cピラーはポルシェ「タイカン」を彷彿とさせます。
さらに照明付きドアハンドルを装備しているほか、後部ドアハンドルの配置から後部にスーサイドドアがあることを示唆しています。
自動車メディア「Car News China」によると、新型EVではZeekr、Smart、Jidu、Radar、Polestar、Lotusブランドの車両ですでに使用されている、ジーリーの「SEA」アーキテクチャを採用。全長は約4,900mm(192.2インチ)で、BYD「Seal」よりもわずかに大きく、Zeekr「001」よりもわずかに小さいと予想しています。
既存のプラットフォームの使用し、他の吉利ブランドから供給されたバッテリーパックと、電気モーターを用いることは、必然的にコストを削減し、車両の開発と発売を加速するのに役立つこと間違いないでしょう。
ジーリーは1つのEVセダンを発売するわけではなく、複数のブランドによりモデルを差別化。エントリーレベルのクルマは「Geometry」ブランドで販売され、ミッドレンジのクルマは「Geely」モデルとして販売、フラッグシップモデルは「Zeekr」ブランドで販売されると示唆しています。